- SYSUDTLIB.
- すべてのUDTが作成されるデータベースの名前。
- maxlength
- 正の整数値の後にオプションの乗数が続きます。
- INLINE LENGTH integer
- インライン記憶サイズを指定する正の整数値です。インライン記憶サイズ以下のデータは、基本行の内部に格納されます。それ以外の場合、データはLOBサブテーブルに格納されます。
- attribute
- 該当するデータ属性。
使用上の注意
インライン記憶サイズを指定するのに任意選択でINLINE LENGTH指定を使用できます。インライン記憶サイズ以下のデータは、基本行の内部に格納されます。それ以外の場合、データはLOB (ラージ オブジェクト)として格納されます。
インライン長がデータ型に対して指定された最大長に等しい場合、データ型は非LOB型として扱われます。この場合、LOBのオーバーヘッドがないため、パフォーマンスは良い可能性があります。特に、UDFとともにこのデータ型を使用する場合は、何らかのパフォーマンス改善が実現する可能性があります。
INLINE LENGTHオプションと共にmaxlengthを使用すると、より小さいジオメトリを強制的に非LOBの値としてインラインで格納することにより、地理空間データの領域管理を改善できます。これは別のLOBサブテーブルではなくテーブル行自体に地理空間データを格納します。さらに、小さいジオメトリに対して小さなインライン長を指定すると、Teradata Databaseが行に予約する領域が少なくなり、テーブルにより多くの列を追加できます。また、非LOBのジオメトリは、LOBをサポートしていないいくつかのロード ユーティリティで動作します。
例: maxlengthとINLINE LENGTHオプションを使用したST_Geometry列の指定
次の例は、ST_Geometry列の異なる列データ型の指定を表示し、ジオメトリ データの格納方法について説明します。
- ST_Geometry
- maxlengthもINLINE LENGTHも指定されていないため、maxlengthのデフォルトは約16 MB、INLINE LENGTHのデフォルトは約10,000バイトになります。10,000バイト以下のジオメトリは行に直接格納され、それ以外のジオメトリはLOBとして格納されます。
- ST_Geometry(250000)
- ST_Geometryの最大長は、250,000バイトです。INLINE LENGTHが指定されていないので、デフォルトの10,000バイトになります。このST_Geometryが10,000バイトを超える場合、LOBとして格納されます。
- ST_Geometry(250000) INLINE LENGTH 4000
- ST_Geometryの最大長は、250,000バイトです。INLINE LENGTHも指定されているため、ジオメトリ データは4,000バイト以下である場合はインラインで行に格納され、そうでない場合はLOBとして格納されます。
- ST_Geometry(8000)
- INLINE LENGTHなしで最大長が指定されているため、最大値はLOBとして列値を格納するためのTeradataしきい値未満であり、ST_Geometry値は常にインラインで格納されます。
- ST_Geometry(8000) INLINE LENGTH 2000
- ST_Geometryの最大長は8,000ですが、2,000バイトを超える場合は、LOBとして格納されます。
- ST_Geometry INLINE LENGTH 2000
- 2,000バイトを超えるST_Geometry値は、LOB値として格納されます。maxlengthは、可能な最大長である約16 MBになります。