以下のセクションでは、Teradata FastLoadユーティリティによるプログラミングの制限と限界値について説明します。
セッション制限
- データベースのAMP当たり1セッションの制限。
- アプリケーションごとの最大セッション数に関するプラットフォームの制限。
この値は、通信プロセッサ(COP)インターフェース ソフトウェア ファイルCLISPB.DATのMaxSess変数で定義されます。
TDP SET MAXSESSIONSコマンドを使えば、プラットフォームの制限を指定できます。デフォルトの制限値はサーバーのMAXSESSの値です。
- ワークステーション接続システム上のネットワーク プロトコル ソフトウェアの制限。
Teradata FastLoad起動時の実際のセッション数は、最初に検出された制限要素によって決まります。
領域の要件と制限
常にTeradata FastLoad表の最終的な大きさを見積もり、データベース上の出力先データベースにTeradata FastLoadジョブに見合った十分な領域があるようにする必要があります。Teradata FastLoad表またはエラー表を所有するデータベースの領域が不足した場合、データベースはエラー メッセージを返し、Teradata FastLoadジョブが一時停止されます。そのような状況では、ジョブを再開する前にデータベースに割り振る領域をさらに大きくする必要があります。
結合索引の制限
Teradata FastLoadは、結合索引を保守しません。Teradata FastLoadでは、関連付けられた結合索引がある表にデータをロードするためにデータベースを使用することはできません。この場合は、まず結合索引を削除し、Teradata FastLoadジョブを実行した後でそれを再作成しなければなりません。
外部キーの参照制限
Teradata FastLoadでは、ターゲット表における外部キーの参照はサポートされていません。外部キー制約を使って定義したターゲット表に対してTeradata FastLoadのタスクや任意の処置を実行しようとすると、エラーが発生します。
副次索引の制限
Teradata FastLoadは副次索引で定義されたターゲット表をサポートしません。副次索引で定義したターゲット表に対してTeradata FastLoadのタスクを実行しようとすると、エラーが発生します。
そのような表をロードするためには副次索引を削除する必要があります。表をロードした後に手動で副次索引を再度作成します。
非固有副次索引(NUSI)のみが含まれている場合は、MultiLoadを使用することで副次索引の削除、再作成を回避することが可能です。
参照整合性の制限
トリガーが定義されている表に対してTeradata FastLoadのタスクまたはアクションを実行しようとすると、エラーが発生します。
定義済みトリガーの制限
トリガーが定義されている表に対してTeradata FastLoadのタスクまたはアクションを実行しようとすると、エラーが発生します。
正規化された表の制限
PI列が無視列リストに含まれている場合、正規化されたPI表に対するTeradata FastLoadは許可されません。
Teradata FastLoadは正規化されたNoPI表に対して許可されません。