メインフレーム接続実行時パラメータ - FastLoad

Teradata® FastLoad リファレンス

Product
FastLoad
Release Number
17.00
Published
2020年6月
Language
日本語
Last Update
2021-01-07
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B035-2411
Product Category
Teradata Tools and Utilities

次の表 に、Teradata FastLoadで使用される実行時パラメータを記載します。

これらのTeradata FastLoad実行時パラメータを使用すると、構成パラメータの設定がオーバーライドされます。

実行時パラメータ(メインフレーム接続システム)
パラメータ 説明
BUFSIZE=kilobytes 出力バッファ サイズの指定。kilobytesは出力バッファのサイズ(KB)。これはデータベースに送られるTeradata FastLoadのメッセージに使用されます。

出力バッファ サイズとTeradata FastLoad表内の行の大きさに応じて、データベースに対する個々のメッセージに含められる最大行数が決まります。バッファ サイズが大きければ、各メッセージにさらに多くのデータを含められるので、処理上のオーバーヘッドが軽減されます。

デフォルトのバッファ サイズ(63K)は最大許容サイズでもあります。63Kバイトより大きな値を指定すると、Teradata FastLoadは次のような処置を実行します。
  • 警告メッセージを使って応答する
  • バッファ サイズをデフォルト値にリセットする
  • Teradata FastLoadジョブを続行する
CHARSET=character-set-name データベース サーバーがリセットしてTeradata FastLoadジョブが再開された場合でも、文字セットの指定はTeradata FastLoadジョブ全体で引き続き有効です。

クライアント システムに障害が発生したり、Teradata FastLoadジョブを取り消したりすると、文字セットの指定は無効になります。その場合、ジョブの再実行依頼時に、最初のジョブに使用したのと同じ文字セット指定を使用しなければなりません。こうしたジョブの再実行時に別の文字セット指定を使用すると、再開されたジョブによりロードされたデータの表示が、最初のジョブでロードされたデータと違ってきます。

特定の文字セットを指定する場合は、その文字セットの識別子およびデータを指定できるので、Teradata FastLoad表にデータがロードされる方法に影響します。

文字セット指定を入力しない場合、Teradata FastLoadの起動時にデータベースに指定されている文字セットがデフォルトになります。

Teradata FastLoadジョブでは、次のような順序で文字セットが判別されます。
  • メインフレーム接続システムでは実行時パラメータにより指定されたユーザー、ワークステーション接続システムではSET SESSION CHARSETコマンドにより指定されたユーザー
  • UTF-8クライアント文字セットをメインフレームで使用する場合は、クライアント文字セット名を実行時パラメータで指定する必要があります(例:CHARSET=UTF-8)。UTF8も有効な値になります。
  • メインフレーム接続システムの場合のHSHSPB、またはワークステーション接続システムの場合のclispb.datファイルで指定されているシステム パラメータ ブロック(SPB)
  • データベースのデフォルト。Teradata FastLoadからの問合わせで判別される。
IBM z/OSでUTF-8クライアント文字セットを使用する場合、ジョブ スクリプトはTeradata EBCDICである必要があります。ジョブ スクリプト内のコマンドはロード時にTeradata FastLoadによってTeradata EBCDICからUTF-8にコード変換されます。必要とされる各特殊文字のコード ポイントについては、Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engine 国際文字セット サポート, B035-1125で定義を確認してください。異なるバージョンのEBCDICでは、それらの文字の配置が必ずしも一致しているとは限りません。Teradata EBCDICとUnicodeとのマッピングについては、Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engine 国際文字セット サポート, B035-1125を参照してください。
DEBUG FastLoadの実行デバッギング情報を標準出力に表示します。
ERRORLOG= filename Teradata FastLoadエラー メッセージの代替ファイルの指定

代替ファイル名を指定すると、すべてのTeradata FastLoadエラー メッセージの重複レコードが作成されます。

代替ファイル名は最大8文字で、z/OSでは、JCLで定義されているDD名でなければなりません。

ファイル名指定のデフォルトはありません。

MAXSESS = max-sessions データベースにログオンできる最大Teradata FastLoadセッション数。

最大数の指定は0より大きく、システム上のAMPの合計数よりは小さくする必要があります。

デフォルトでは、AMPごとに1セッションです。

MINSESS = min-sessions ジョブの実行に最低限必要な最小Teradata FastLoadセッション数。

最小数には、0より大きく、MAXSESSに指定した値よりも小さい値を指定しなければなりません。

デフォルト値は1です。

RATE=outputrate データベースに正常にロードされたローを示す、標準出力の進捗メッセージの表示頻度。

指定しない場合、FastLoadでは、デフォルトで100000ローごとにメッセージを表示します。デフォルトの標準出力は次のようになります。

**** 22:00:06 Starting row 400000
**** 22:00:11 Starting row 500000
**** 22:00:15 starting row 600000

outputrateには、1から4294967295の整数を指定する必要があります。範囲外の整数や浮動少数点値は無効です。無効な値を指定すると、無効なoutputrate(出力頻度)値が指定されたためデフォルト値でTeradata FastLoadジョブを処理します、という内容のメッセージがFastLoadにより表示されます。

RVERSION バージョン番号を表示、そして終了します。

このオプションは単独で実行されます。その他の実行時オプションと-Vオプションを同時に実行させると、無効な結果が出ます。

SLEEP= minutes SLEEPオプションを指定します。minutesは、Teradata FastLoadがログオン操作を再試行する前に一時停止する時間(分)です。

詳細については、SLEEPを参照してください。

Teradata FastLoadのデフォルト値は6分です。

TENACITY= hours TENACITYオプションを指定します。hoursは、データベース上ですでに最大数のロード ジョブが実行されている場合に、Teradata FastLoadがログオンの試行を継続する時間(単位: 時間)です。

詳細については、TENACITYを参照してください。

Teradata FastLoad のデフォルト値は「tenacityの指定なし」です。Teradata FastLoadのログオン操作でtenacity機能を有効にするには、Teradata FastLoad構成ファイルの項目、実行時パラメータ、またはTeradata FastLoadジョブ スクリプトのTENACITYコマンドを使用する必要があります。

VERBOSE データベース に送信されたすべての要求を印刷可能にします。