その他の手法 - FastLoad

Teradata® FastLoad リファレンス

Product
FastLoad
Release Number
17.00
Published
2020年6月
Language
日本語
Last Update
2021-01-07
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B035-2411
Product Category
Teradata Tools and Utilities

ここで説明したTeradata FastLoadの実例は、簡単で直接的な演習です。以下では、Teradata FastLoadで実行できるさらに重要な機能のいくつかを説明し、それらの機能の詳細を説明している箇所を紹介します。

メインフレーム接続クライアント システム

Teradata FastLoadの例は、ネットワーク接続のクライアント システム上のオペレーティング システムとしてUNIXまたはWindows OSを前提としています。

メインフレーム接続クライアント システム上でz/OSを使用して例を実行するためには、ユーティリティを起動する前に、標準的なz/OS JCL制御文(DD)を使用して、Teradata FastLoadデータ セットまたはファイルを割り当ておよび作成します。

メインフレーム接続クライアント システムでのTeradata FastLoadの起動の詳細については、Teradata FastLoadの呼び出しを参照してください。

MultiLoadユーティリティ

このセクションで説明したTeradata FastLoadの例は、ごく少量のデータを空の表にロードする、非常に単純なTeradata FastLoadジョブでした。

MultiLoadを使用して同じタスクを実行することもできます。ただし、ジョブの処理速度がかなり遅くなります。これは、Teradata FastLoadは空の表に対してのみ機能するためです。MultiLoadは以下の目的で使用できます。
  • 既存の表に追加のデータ行を挿入する。
  • 既存の表の、個々の行を更新する。
  • 既存の表から個々の行を削除する。
  • 複数の表にデータをロードする。
  • MULTISET表にデータをロードする。
  • 非固有の副次索引を付けて表にデータをロードする。

入力ファイルの形式

SET RECORDコマンドで指定されているように、このTeradata FastLoad例で使用した入力データ ソース(insert.input)の形式はUNFORMATTEDです。

Teradata FastLoadは、さらに以下の形式の入力データ ソース ファイルもサポートしています。
  • FORMATTED
  • BINARY
  • TEXT
  • VARTEXT

サポートされている入力ファイルの形式については、SET RECORDを参照してください。

INMODルーチン

このTeradata FastLoad例では、ユーティリティは、指定されたソース ファイル(insert.input)から直接入力データ レコードを読み込んでいます。

Teradata FastLoadによる呼び出しが可能なINMODルーチンを記述して、入力レコードを取得する別の方法があります。

INMODルーチンでは、例えば以下のような処理を行ないます。
  • ファイルからレコードを読み取り、前処理する。
  • データ レコードを生成する。
  • 他のデータベース システムからデータを読み取る。
  • データ レコードの妥当性を検証する。
  • データ レコードのフィールドを変換する。

この場合、DEFINEコマンドのINMOD nameオプション指定を使用して、INMODルーチンの名前を識別します。

INMODルーチンの使用方法の詳細については、DEFINEINMODおよび通知出口ルーチンおよびINMOD nameオプションを参照してください。