Teradata FastLoadコマンドは、次の2種類のアクティビティを実行します。
- セッション制御 - セッション制御コマンドは、Teradata FastLoadセッションの開始、終了、特定のTeradata FastLoad操作についてのオンライン情報を提供します。
および
- データ処理 - データ処理コマンドは、Teradata FastLoad操作を確立して定義します。
次の2つの表に、これらのアクティビティを実行するTeradata FastLoadコマンドを要約します。各Teradata FastLoadコマンドの詳細については、Teradata FastLoadコマンドを参照してください。
コマンド名 | 機能 |
---|---|
HELP | Teradata FastLoadコマンドとオプションをリストします。 |
HELP TABLE | INSERT文で使用できるフィールド名のリストを作成します。 |
LOGOFF | Teradata FastLoadセッションを終了し、Teradata FastLoadを終了します。 |
LOGON | いくつかのTeradata FastLoadセッションを開始します。 |
NOTIFY | 特定の重要なイベントが発生した時点で実行するユーザー出口またはアクションを指定します。 |
OS | クライアント オペレーティング システムのコマンドを入力します。 |
SESSIONS | LOGONコマンドを使用してログオンするTeradata FastLoadセッションの数を指定します。オプションとして、ジョブの実行に必要な最小セッション数を指定できます。データベース システムがTeradata Active System Management (TASM)をサポートする場合は、ジョブを実行するセッション数は、データベース設定ルールで決まります。つまり、この場合、SESSIONSコマンドは無効です。詳細については、Teradata Vantage™ - データベースの管理, B035-1093を参照してください。 |
SHOW | DEFINEコマンドで確立されている現在のフィールド/ファイル定義を表示します。 |
SHOW VERSIONS | Teradata FastLoadのすべてのソフトウェア モジュールの現行レベルを表示します。 |
SLEEP | ログオン操作を再試行する前にTeradata FastLoadが一時停止する時間(分)を指定します。 |
TENACITY | データベース上で最大数のロード ジョブがすでに実行されている場合に、Teradata FastLoadがログオンを試行し続ける時間数(単位:時間)を指定します。 |
コマンド名 | 機能 |
---|---|
AXSMOD | ワークステーション接続クライアント システム上のファイルからデータをロードする共用オブジェクト ファイルの名前および初期設定文字列を指定します。 |
BEGIN LOADING | Teradata FastLoadの操作で使用する表を指定します。またオプションとして、チェックポイントを取るタイミングや、ユーザーが標識データを指定するかどうかを指定します。 |
CLEAR | 現在のDEFINEコマンド指定を取り消します。 |
DATEFORM | Teradata FastLoadジョブのDATEデータ型仕様の形式を指定します。 |
DEFINE | 入力データ ソース レコードの各フィールドを記述し、入力データ ソースまたはINMODルーチンの名前を指定します。 |
END LOADING | すべての入力データが送信されたことをデータベースに通知します。 |
ERRLIMIT | Teradata FastLoadジョブのロード段階で検出されるエラーの数を制限します。 その限界数に達すると、処理が停止します。 |
RECORD | Teradata FastLoadがデータの読み取りを開始する入力データ ソースのレコード番号や読み取る必要がある最後のレコード番号を指定します。 |
RUN | コマンドおよび文の現在のソースとして、指定の外部ソースを呼び出します。 |
SET RECORD | 入力データ レコードの形式を、以下のいずれかに指定します。
SET RECORDコマンドは、ワークステーション接続システムにのみ適用されます。
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SET SESSION CHARSET | 特定のTeradata FastLoad呼び出しにおいて適用される文字セットを指定します。 SET SESSION CHARSETコマンドはワークステーション接続システムだけに適用されます。
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SET RETRYコマンドは廃止されたため、Teradata FastLoadでは無視されます。TENACITY機能については、Teradata FastLoadの呼び出しとTENACITYを参照してください。