次の表に、LOGONコマンドを使用する場合の考慮事項を記載します。
対象 | 使用上の注意 |
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ログオン パラメータ | 標準のログオンでは、パラメータ(tdpid、username、password、acctid)は、データベースとの間に確立されたすべてのセッションで使用されます。LOGONコマンドは1度だけ使用できます。 シングル サインオンのログオンでは、データベースへのゲートウェイにシングル サインオン(SSO)の使用が設定されている場合、Teradataクライアント マシンへのログオンが済んでいれば、LOGONコマンドでマシン名、ユーザー名、パスワードを指定する必要はありません。Teradataクライアント マシンへのログオン時に指定したユーザー名とパスワードの組み合わせに対し、ネットワーク セキュリティを介してシングル サインオンの認証が行なわれるため、有効なTeradataユーザーはデータベースへのログオンが許可されます。SSOは、ゲートウェイがSSOだけを受け付けるように設定されている場合以外は、極力使用しないでください。 現在ログオン中のデータベース以外のデータベース システムに接続するためには、LOGONコマンドにTDPidが含まれていなければなりません。TDPidを指定しない場合、clispb.datに含まれるデフォルトが使用されます。デフォルト値の設定については、Teradata® Call-Level Interface Version 2リファレンス - ワークステーション接続システム, B035-2418を参照してください。 正しく解釈されるためには、TDPidとデータベースのユーザー名を区別できるように、TDPidの後に分離記号のスラッシュ('/')が必要です。例えば、sluggerに接続するには、次のいずれか1つを入力します。 .LOGON slugger/; .LOGON slugger/,,'acctinfo'; アカウントIDが使用されている場合、オプションのアカウントIDをLOGONコマンドで指定する必要があります。 スクリプトにパスワードが表示されないようにするには、Teradata Walletを使用します。詳細については、Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド, B035-1100および該当するTeradata Tools and Utilitiesインストール ガイドを参照してください。
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Teradata FastLoadの起動 | LOGONコマンドはTeradata FastLoadジョブを開始し、以下のものを自動的に確立します。
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セッション数 | Teradata FastLoad" セッションの数は、制約事項と制限の「セッション制限」セクションで説明されているシステム限界値によって異なります。 Teradata FastLoadはセッションを16のグループにして、以下のいずれかになるまで接続を試みます。
SESSIONSコマンドに指定した数が、使用可能なセッション数を超えている場合、Teradata FastLoadは、使用可能なセッションの数だけを記録します。
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報告されるセッション数 | LOGONコマンドを入力すると、Teradata FastLoadは、ログオンされたTeradata FastLoadセッションの数を報告します。Teradata SQLセッションはこのレポートに含まれません。 |
文字サポート | EONをサポートしていないデータベースでは、オブジェクト名に対して現在サポートされているマルチバイト文字は30バイトに制限されています。EONをサポートしているデータベースでは、128文字に制限されています。 この制限は、username、passwd、およびaccountに適用されます。 CLIではUTF-8と他のTeradataがサポートするマルチバイト文字セット(日本語、中国語、韓国語)のログオン文字列をASCIIとして処理します。CLIは解析前に変換しないため、マルチバイト文字を使用、またはマルチバイト文字とASCIIを併用したログオン文字列は、オブジェクト名の合計サイズが30バイトを超えるか(EONをサポートしないデータベースの場合)、128文字を超えると(EONをサポートするデータベースの場合)、無効になる可能性があります。 回避するには30バイトより小さいサイズのオブジェクト名を作成するか(EONをサポートしないデータベースの場合)、または128文字より小さいサイズのオブジェクト名を作成します(EONをサポートするデータベースの場合)。 |