次の表 に、SLEEPコマンドを使用する場合の考慮事項を記載します。
対象 | 使用上の注意 |
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機能 | SLEEPコマンドによる指定は、TENACITYコマンドによる指定と組み合わせて、Teradata FastLoadのログオン試行を制御します。 Teradata FastLoadが新しいセッションのログオンを試みた場合に、データベースですでに最大数のロード セッションが実行されていると、Teradata FastLoadは次のような処置を実行します。
Teradata FastLoadは、必要なログオン セッション数を確保するか、あるいはTENACITYコマンドで指定された時間に達するまで、この処理を繰り返します。 SLEEPコマンドで指定されたスリープ間隔は、合計スリープ時間がTENACITYコマンドで指定された時間を超えないように、動的に調整されます。
例えば、SLEEPコマンドに指定されている時間が35分で、TENACITYコマンドに指定されている時間が1時間の場合、次のように処理されます。
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コマンドの配置 | コマンドの配置は、ログオン操作に影響します。SLEEPコマンドとTENACITYコマンドは、Teradata FastLoadジョブ スクリプト内のLOGONコマンドより前に置く必要があります。SLEEPまたはTENACITYコマンドがLOGONコマンドより後にあると、Teradata FastLoadはエラー メッセージを出して終了します。 |
コマンドの優先度 | SLEEPおよびTENACITYコマンドによる指定は、Teradata FastLoad構成ファイル内でのSLEEPおよびTENACITYの指定よりも優先されます。 同様に、SLEEPコマンドとTENACITYコマンドの指定自体は、Teradata FastLoadの起動時に実行時パラメータとして実行された指定によってオーバーライドされます。 SLEEPおよびTENACITYの指定の優先順位は、高いものから順に、以下のとおりです。
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