使用上の注意 - FastLoad

Teradata® FastLoad リファレンス

Product
FastLoad
Release Number
17.00
Published
2020年6月
Language
日本語
Last Update
2021-01-07
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B035-2411
Product Category
Teradata Tools and Utilities

次の表 に、SLEEPコマンドを使用する場合の考慮事項を記載します。

SLEEPの使用上の注意
対象 使用上の注意
機能 SLEEPコマンドによる指定は、TENACITYコマンドによる指定と組み合わせて、Teradata FastLoadのログオン試行を制御します。

Teradata FastLoadが新しいセッションのログオンを試みた場合に、データベースですでに最大数のロード セッションが実行されていると、Teradata FastLoadは次のような処置を実行します。

  1. ログオンされた新しいセッションをログオフする。
  2. デフォルトでは6分間、またはSLEEPコマンドで指定した時間だけ待機する。

    ただし、SLEEPコマンドに指定された時間がTENACITYコマンドの時間を超えている場合、スリープ間隔はリセットされ、TENACITYコマンドに指定された時間と同じ時間が設定されます。

    例えば、SLEEPコマンドに指定されている時間が65分で、TENACITYコマンドに指定されている時間が1時間の場合、SLEEP時間はTENACITY時間を超えないように、60分にリセットされます。

  3. その後、再びデータベースにログオンする。

Teradata FastLoadは、必要なログオン セッション数を確保するか、あるいはTENACITYコマンドで指定された時間に達するまで、この処理を繰り返します。

SLEEPコマンドで指定されたスリープ間隔は、合計スリープ時間がTENACITYコマンドで指定された時間を超えないように、動的に調整されます。
例えば、SLEEPコマンドに指定されている時間が35分で、TENACITYコマンドに指定されている時間が1時間の場合、次のように処理されます。
  • FastExportは35分間スリープしてから、データベースへのログオンを試みます。
  • 最初のログオン試行が失敗した場合、合計SLEEP時間がTENACITY時間を超えないように、SLEEP時間が25分に動的に調整されます。
コマンドの配置 コマンドの配置は、ログオン操作に影響します。SLEEPコマンドとTENACITYコマンドは、Teradata FastLoadジョブ スクリプト内のLOGONコマンドよりに置く必要があります。SLEEPまたはTENACITYコマンドがLOGONコマンドより後にあると、Teradata FastLoadはエラー メッセージを出して終了します。
コマンドの優先度 SLEEPおよびTENACITYコマンドによる指定は、Teradata FastLoad構成ファイル内でのSLEEPおよびTENACITYの指定よりも優先されます。

同様に、SLEEPコマンドとTENACITYコマンドの指定自体は、Teradata FastLoadの起動時に実行時パラメータとして実行された指定によってオーバーライドされます。

SLEEPおよびTENACITYの指定の優先順位は、高いものから順に、以下のとおりです。
  1. 実行時パラメータ
  2. Teradata FastLoadスクリプト コマンド
  3. Teradata FastLoad構成ファイルの指定
  4. Teradata FastLoadデフォルト値