Teradata FastLoadジョブ スクリプトの例 - FastLoad

Teradata® FastLoad リファレンス

Product
FastLoad
Release Number
17.00
Published
2020年6月
Language
日本語
Last Update
2021-01-07
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B035-2411
Product Category
Teradata Tools and Utilities

以下のTeradata FastLoad" ジョブ スクリプトで、一般的なTeradata FastLoad操作について概説します。

SESSIONS 4;
RECORD 100 THRU 100000;
ERRLIMIT 25;
LOGON tdpid/userid,password
DROP TABLE FastTable;
DROP TABLE Error1;
DROP TABLE Error2;
CREATE TABLE FastTable, NO FALLBACK
   ( ID INTEGER, UFACTOR INTEGER, MISC CHAR(42))
   PRIMARY INDEX(ID);
DEFINE ID (INTEGER), UFACTOR (INTEGER), MISC (CHAR(42))
   FILE=FileName;
SHOW;
BEGIN LOADING FastTable ERRORFILES Error1,Error2
   CHECKPOINT 10000;
INSERT INTO FastTable (ID, UFACTOR, MISC) VALUES
   (:ID, :MISC);
END LOADING;
LOGOFF;

次の表 で、このサンプル スクリプトで使用されているコマンドについて説明します。

FastLoad入力コマンド
コマンド 説明
SESSIONS データベース にログオンするセッション数(4つまで)を指定します。
RECORD Teradata FastLoadに入力データ ソースのレコード100からデータの読み取りを開始し、レコード100,000で終了するよう指示します。
ERRLIMIT 25個のエラーが発生した場合に処理を中止するようTeradata FastLoadに指示します。
LOGON SESSIONSコマンドの指定に従って、指定したユーザー名でデータベースに(4つのセッションまで)ログオンします。
DROP TABLE データベース上の既存のTeradata FastLoad表と2つのエラー表を削除します。

前のジョブのそれら2つのエラー表が存在している場合、Teradata FastLoadは実行されません。また、Teradata FastLoad表は既存の表でもかまいませんが、その場合は空でなければなりません。したがって、既存のTeradata FastLoad表を削除するのではなく、DELETE文を使ってすべての行を取り除きます。

CREATE TABLE データベース上にTeradata FastLoad表を作成します。
DEFINE 各レコードのデータ フィールドを定義し、入力データ ソースを指定します。このコマンドは、Teradata SQLのUSING句に対応しています。
SHOW 入力データ ソースのアクティブな定義と、前のDEFINEコマンドで指定されたフィールド名を表示します。このコマンドにより、Teradata FastLoadの操作中に有効になっている正確な定義を確認することができます。
BEGIN LOADING Teradata FastLoad ジョブのロード フェーズを開始します。このコマンドにはTeradata FastLoad表と2つのエラー表の名前を指定します。この例では、10,000レコードごとにチェックポイントを取るように指定しています。
INSERT データベースに入力データ レコードを送り、Teradata FastLoad表に行を挿入します。Teradata FastLoadは、次のタスクを実行してデータレコードを処理します。
  1. データを大きなデータ ブロックにまとめる
  2. それらのブロックをデータベースに転送し、AMPに配布する
END LOADING データベースに対して、データ行をAMPに再配布(ハッシュ処理)し、Teradata FastLoad表に格納するよう指示します。
正常に完了すると、Teradata FastLoadによりステータス メッセージが戻され、次の合計数が表示されます。
  • 読み込まれたレコード
  • スキップしたレコード
  • データベースに送られたレコード
  • Teradata FastLoad表の行として挿入されたレコード
  • 2つのエラー表のエラー レコード
  • 重複行
LOGOFF すべてのTeradata FastLoadセッションをログオフし、Teradata FastLoadを終了し、システム コマンド プロンプトを表示します。