以下のTeradata FastLoad" ジョブ スクリプトで、一般的なTeradata FastLoad操作について概説します。
SESSIONS 4; RECORD 100 THRU 100000; ERRLIMIT 25; LOGON tdpid/userid,password DROP TABLE FastTable; DROP TABLE Error1; DROP TABLE Error2; CREATE TABLE FastTable, NO FALLBACK ( ID INTEGER, UFACTOR INTEGER, MISC CHAR(42)) PRIMARY INDEX(ID); DEFINE ID (INTEGER), UFACTOR (INTEGER), MISC (CHAR(42)) FILE=FileName; SHOW; BEGIN LOADING FastTable ERRORFILES Error1,Error2 CHECKPOINT 10000; INSERT INTO FastTable (ID, UFACTOR, MISC) VALUES (:ID, :MISC); END LOADING; LOGOFF;
次の表 で、このサンプル スクリプトで使用されているコマンドについて説明します。
コマンド | 説明 |
---|---|
SESSIONS | データベース にログオンするセッション数(4つまで)を指定します。 |
RECORD | Teradata FastLoadに入力データ ソースのレコード100からデータの読み取りを開始し、レコード100,000で終了するよう指示します。 |
ERRLIMIT | 25個のエラーが発生した場合に処理を中止するようTeradata FastLoadに指示します。 |
LOGON | SESSIONSコマンドの指定に従って、指定したユーザー名でデータベースに(4つのセッションまで)ログオンします。 |
DROP TABLE | データベース上の既存のTeradata FastLoad表と2つのエラー表を削除します。 前のジョブのそれら2つのエラー表が存在している場合、Teradata FastLoadは実行されません。また、Teradata FastLoad表は既存の表でもかまいませんが、その場合は空でなければなりません。したがって、既存のTeradata FastLoad表を削除するのではなく、DELETE文を使ってすべての行を取り除きます。 |
CREATE TABLE | データベース上にTeradata FastLoad表を作成します。 |
DEFINE | 各レコードのデータ フィールドを定義し、入力データ ソースを指定します。このコマンドは、Teradata SQLのUSING句に対応しています。 |
SHOW | 入力データ ソースのアクティブな定義と、前のDEFINEコマンドで指定されたフィールド名を表示します。このコマンドにより、Teradata FastLoadの操作中に有効になっている正確な定義を確認することができます。 |
BEGIN LOADING | Teradata FastLoad ジョブのロード フェーズを開始します。このコマンドにはTeradata FastLoad表と2つのエラー表の名前を指定します。この例では、10,000レコードごとにチェックポイントを取るように指定しています。 |
INSERT | データベースに入力データ レコードを送り、Teradata FastLoad表に行を挿入します。Teradata FastLoadは、次のタスクを実行してデータレコードを処理します。
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END LOADING | データベースに対して、データ行をAMPに再配布(ハッシュ処理)し、Teradata FastLoad表に格納するよう指示します。 正常に完了すると、Teradata FastLoadによりステータス メッセージが戻され、次の合計数が表示されます。
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LOGOFF | すべてのTeradata FastLoadセッションをログオフし、Teradata FastLoadを終了し、システム コマンド プロンプトを表示します。 |