StatsRecs - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - SQLリクエストおよびトランザクション処理

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.05
17.00
Published
2020年6月
Language
日本語
Last Update
2021-03-30
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ja-JP/ykx1561500561173.ditamap
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ja-JP/ykx1561500561173.ditaval
dita:id
B035-1142
Product Category
Software
Teradata Vantage

StatsRecsの機能

各行セットには、COLLECT STATISTICSリクエスト、およびDUMP EXPLAINまたはINSERT EXPLAINリクエストをCHECK STATISTICS句と共に指定して生成した推奨される統計を収集するための関連情報が含まれます。

StatsRecsテーブルの定義

次のCREATE TABLEリクエストは、StatsRecsテーブルを定義しています。

   CREATE SET TABLE StatsRecs (
     QueryID      INTEGER,
     StatsID      INTEGER,
     DatabaseName VARCHAR128   CHARACTER SET UNICODE NOT CASESPECIFIC,
     TableName    VARCHAR128   CHARACTER SET UNICODE NOT CASESPECIFIC,
     FieldID      INTEGER,
     FieldName    VARCHAR128   CHARACTER SET UNICODE NOT CASESPECIFIC,
     Level        INTEGER,
     StatsDDL     VARCHAR(2500) CHARACTER SETUNICODE NOT CASESPECIFIC)
   PRIMARY INDEX (QueryID, StatsID);

StatsRecsの属性の定義

次のテーブルは、StatsRecsテーブルの属性を定義しています。

属性 説明
QueryID
  • 推奨事項が適用される問合わせの固有識別子。
  • このテーブルの部分的なNUPI。
StatsID
  • QueryIDの統計情報収集の推奨事項を固有に識別する。

    複数列統計の推奨事項に関して、単一のQueryIDに対応する複数のStatsID値があります。

    つまり、StatsId内に同じ値を持つ行のセットは、指定の推奨事項に対するすべての列を表わしています。

  • このテーブルの部分的なNUPI。
DatabaseName TableNameを含むデータベースの名前。
TableName FieldNameが定義されているテーブルの名前。
FieldID TableName内のFieldNameに対する固有識別子。
FieldName 統計の推奨事項に含まれる列の名前。
Level この問合わせと列のセットの組合わせに対して最適化ルーチンが生成した統計推奨事項の有用性に対する信頼度を表わしたもの。

Levelは、以下を含む複数の要素によって決まります。

  • 推奨事項に含まれる列の数。
  • その推奨事項が、単一の列統計を収集するためのか、または複数列の統計を収集するためのものか。

この測定値は、特に複数列の推奨事項の長いリストに含まれる統計を収集できないとき、または複数列の推奨事項のさまざまな組合わせに関する統計を収集できないときに、収集する統計の優先度を決める際に役立つように設計されています。

さらに、Levelを集約して、さまざまな推奨事項を評価することができます。

  • Level 1は基本推奨事項。高い信頼度で作成された推奨事項とも呼ばれます。

    この推奨事項は、最適化ルーチンが他と比べて最もコストがかからない計画を生成するのに役立つ可能性が高いため、他に妥当な理由がない限り、これを常に実装するようにします。

    すべての列で単一列および複数列の統計を収集する推奨は、プライマリ推奨事項となります。

  • Level 2は複数列統計のオプションまたは代替の推奨事項。低い信頼度で作成された推奨事項とも呼ばれます。

    オプションの推奨事項としては、複数のインデックス付きでない列で統計を収集するための代替手段があります。これらの推奨事項は、指定のワークロード内で等価条件として複数の列が同時に指定される頻度が低いとき、または複数列の推奨事項のさまざまな組合わせで統計を収集することはコストが過大になるとサイトで判断したときに、役立つことがあります。ただし、Level 1の推奨事項の場合とは異なり、これらを常に実装する必要はありません。

    オプションの推奨事項は、TableName列によって記述されたテーブルの使用可能なインデックスおよび列から収集された情報に基づいて提供されます。

StatsDDL テーブルのこの行セットに値を取り込むために使用される、COLLECT STATISTICS文のDDLテキスト。

複数列の統計では、DDL文のテキストはFieldID値が最小となる行に保存されます。この場合、他の行に対するこの列の内容はnullです。