REPEATコマンドは、複数行や複数セッション、またはその両方で作業する場合に役立ちます。 前の例のTeradata SQL UPDATE文と同じように、Teradata SQL文の中でデフォルトのデータベースを指定できます。 デフォルトのデータベースを定義するもう1つの方法は、Teradata SQLのDATABASE文の前に、セッション数を指定したREPEATコマンドを入力することです。
Workforce(従業員)データベースのEmployee(社員)テーブルを更新する2つの並列セッションを実行するためには、次のように入力します。
.SET sessions 2 .REPEAT 2 database workforce; .IMPORT data file=raiseemp .REPEAT 2 using enumb (char(5)) update employee set salary=salary*1.07 where empno=:enumb;
最初のREPEATコマンドで、デフォルトのデータベースが2つのセッションに設定されます。 2番目のREPEATコマンドは、すべてのテーブルが更新されるまで2つのセッションを実行させることを示しています。 最初のREPEATコマンドを指定しなかった場合には、最初のセッションでのみデータベースWorkforce(従業員)が使用され、もう1つのセッションにはデータベースは設定されません。
次の例は、REPEATコマンドを使用して、同じクエリー バンドで確実に複数セッションを確立する場合を示しています。 以下の例では、セッション間でのクエリー バンドの組み合わせの伝播は自動的に行なわれません。
.SET SESSIONS 3 .LOGON MyDB/MyID,MyPW; .REPEAT 3 SET QUERY_BAND= 'MyNAME=12345;' FOR SESSION;