目的
指定した文字列を標準出力ストリームに出力します。
構文
次のような場合に当てはまります。
- //
- 行を分ける符号を指定します。
- string
- ユーザー提供の注釈を表わします。
文字列には最大253文字と最大9つのブレーク指定を含めて、10行まで記述できます。
文字列が指定されていない場合、BTEQは空白行を出力します。
使用上の注意
余分な分離文字は、メインフレーム接続BTEQとワークステーション接続BTEQでは異なる方法で処理されます。
システムの種類 | 説明 |
---|---|
メインフレーム接続 | 限度以上の分離文字は、文字列のテキストとして出力される。 |
ワークステーション接続 | 限度以上の分離文字と文字は切り捨てられる。 |
文字列の中に、特殊文字を使用しないでください。特殊文字の解釈は、出力デバイスごとに異なります。 出力を別のデバイスに送る場合には、特殊文字を含んだスクリプトの修正が必要になる場合もあります。
文字列に単一引用符が含まれている場合は、REMARKコマンドの2番目の形式、つまり、区切り記号として二重引用符を付けた形式を使用するか、または単一引用符を二重にします。例えば、次のようになります。
.REMARK "Here's where the two steps merge."
または
.REMARK 'Here''s where the two steps merge.'
単一引用符が含まれていない場合には、REMARKコマンドの2つの形式はまったく同じです。
REMARKコマンドは、Teradata SQLマクロで使用できます。
行の分離
注釈行を分け、その位置から新しい行にするには、改行する位置に斜線の対(//)を挿入します。 REMARKコマンドで、最大9つの二重斜線(最大10行)を指定することができます。
例1 – REMARK
REMARKコマンドの2つの使用例を示します。最初の例では、正しく2行に書式化されています。2番目の例では、分離符号が余分にあるために正しく書式化されていません。
.REMARK 'This is a line of commentary// And another line too' .REMARK 'This is a line //of commentary// And another line//too'
BTEQの応答
This is a line of commentary And another line too This is a line of commentary And another line
例2 – マクロによって出力されるREMARK
Teradata SQLマクロでは、使用例1のコマンドは次のようになります。
ECHO 'REMARK ''This is a line of commentary// And another line too'' '; ECHO 'REMARK "This is a line of commentary// And another line too" ';