高可用性の構成では、ActiveMQブローカーはアクティブなData Moverサーバーでのみ有効になります。スタンバイ サーバー上のActiveMQブローカーは、フェールオーバーが発生した場合にのみアクティブになります。
Data Moverバージョン16.20より前のバージョンからアップグレードする場合は、単一のアクティブなActiveMQブローカーのみを使用するようにActiveMQの設定を再構成する必要があります。
- ブローカーのネットワークが無効になっていることを確認します。/opt/teradata/client/nn.nn/datamover/failover/dmcluster configactivemq -e false
- アクティブとスタンバイの両方のData Moverサーバーで、daemon.properties ファイルに次の値を設定します。
cluster.enabled=false broker.url=localhost or IP address of local system
アクティブData Moverサーバー上のData Moverデーモンは、ローカルActiveMQブローカーのみを使用します。フェールオーバーが発生した場合、スタンバイData Moverサーバー上のデーモンは、スタンバイ サーバー上のActiveMQブローカーのみを使用します。 - アクティブおよびスタンバイの両方のData Moverサーバー、およびData Moverコマンド ラインがインストールされている他の任意のサーバーで、commandline.propertiesファイルに次の値を設定します。
cluster.enabled=true broker.url=active broker url, standby broker url
commandline.propertiesで両方のブローカーのURLを指定すると、コマンドラインからアクティブなData Moverサーバーに自動的に接続できます。 - アクティブ サーバーおよびスタンバイ サーバーの両方、および任意のスタンドアロンData Moverエージェント サーバーで、agent.propertiesファイルに次の値を設定します。
cluster.enabled=true broker.url=active broker url, standby broker url
両方のブローカーのURLを指定すると、エージェントからアクティブなData Moverデーモンに自動的に接続できます。