目的
タスクはユーティリティ固有であり、Data Moverエージェントによって実行されます。概要レベルの視点からは、このビューは、エージェント タスク スロットや負荷スロットなど、Data Moverのタスク関連リソースを使用するタスクを識別します。ジョブ レベルの視点からは、特定のジョブをブロックしている作業、および実行前に発生する遅延の長さを識別します。
パラメータ
パラメータの順序を参照してください。
- agent_name
- (オプション)エージェント名。
- dm.rest.endpoint
- (オプション)実行時に別のRESTサーバーに接続する(その結果別のデーモンに接続する)ために、Data Mover RESTサーバー URLを入力して、commandline.propertiesファイルに指定されているデフォルト値を上書きします。
- frequency
- (オプション) ステータスを更新する頻度 (秒単位)。
- job_name
- 例: (オプション)このジョブに関連するタスクを監視します。
- security_password
- (オプション)スーパー ユーザーまたは許可されたViewpointユーザーのパスワード。
- security_password_encrypted
- (オプション) スーパーユーザーの暗号化されたパスワード。
- security_username
- (オプション)スーパー ユーザーまたは許可されたViewpointユーザーのユーザーID。スーパーユーザーのユーザーIDはdmcl_adminで、変更できません。
- task_id
- (オプション)タスクID。
- task_status_mode
- (オプション)指定されたステータス モードのタスクをすべて一覧表示します。
使用上の注意
- frequencyパラメータを指定した場合にタスク ビューの更新を停止するには、システムのINTR文字(UNIX)を押すか、Ctrl+C (Windows)を押します。
- XML要素の順序には意味があり、この順序を守る必要があります。
XMLファイルの例
list_tasksコマンドの場合は、datamove list_tasks -f parameters.xmlと入力します。
次の例では、ジョブjob1のすべての実行待ちタスクとエージェントAgentAのタスクID123を示し、そのビューを5秒おきに更新します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<dmListTasks xmlns="http://schemas.teradata.com/dataMover/v2009" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://schemas.teradata.com/unity/DataMover.xsd"> <task_status_mode>Q</task_status_mode>
<job_name>job1</job_name>
<task_id>123</task_id>
<agent_name>AgentA</agent_name>
<frequency>5</frequency>
</dmListTasks>
すべてのパラメータがlist_tasksコマンドのオプションであるため、次の例では最小のXMLファイルを示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<dmListTasks xmlns="http://schemas.teradata.com/dataMover/v2009" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://schemas.teradata.com/unity/DataMover.xsd">
</dmListTasks>
コマンドの出力例
次の例は、list_tasksコマンドの出力の抜粋です。
必須または必要に応じて、出力列には次のものがあります。
- TASK
- JOB NAME
- PRIORITY
- STATUS
- AGENT
- QUEUE
- QUEUE ORDER
- UTILITY
- SRC SYSTEM
- TARGET SYSTEM
- USER POOL
- LAST UPDATE
セキュリティ
- list_tasksコマンドは、list_jobsコマンドと同じセキュリティ チェックを行ないます。
- セキュリティが有効でない場合、コマンドライン ユーザーにはlist_tasks commandを含めすべてのData Moverコマンドを実行する権限があります。
- セキュリティを有効にすると、list_tasksコマンドを実行するには、ジョブ レベルの権限(セキュリティがジョブ レベルに設定された場合)とデーモン レベルの読み取り権限が必要になります。
エラー メッセージおよびその他の出力
次のエラー メッセージにより、Data Moverコマンドライン インターフェースは、障害コード-1で終了します。
メッセージ | 説明 |
---|---|
- task_id: Error: [value] is not numeric. | task_idは指定されていますが、数値には変換できません。 |
- task_status_mode: Error: Invalid task_status_mode: [value]. See list_tasks help for the list of valid options. | task_status_modeは指定されていますが、間違った値です。 |
- frequency: [value] is not an integer, value specified has an invalid format or the value is greater than 2147483647. | 頻度は指定されていますが、整数に変換できません。 |
- frequency: [value] is not a positive integer. | 頻度は指定されていますが、正の整数ではありません。 |
Error: Active tasks found but not visible due to security restriction. User must have read permission on job to view job's tasks. | セキュリティが有効になっており、指定したユーザーはタスクを表示する権限がありません。 |