/opt/teradata/client/nn.nn/datamover/failover/にあるdmclusterサービス スクリプトを使用して、フェールオーバー クラスタに対してコマンドを実行します。dmcluster configがクラスタの構成を完了すると、次の処理が行なわれます。
- 指定アクティブ サーバー上でサービスが停止し、アクティブ モードで再開
- スタンバイ コンポーネントの停止
- アクティブなコンポーネント サーバーは、SSH接続を介してモニタリング サービスによって定期的に監視され、サービスが実行されていることが確認されます。
アクティブData Moverデーモン、RESTサービス、リポジトリ、ActiveMQ、またはアクティブ デーモンが使用するすべてのエージェントが使用できない場合は、次の処理が行なわれます。
- フェールオーバー順序が開始されます。
- フェールオーバー シーケンスは、指定アクティブ サーバー上のData Moverデーモン、REST、エージェント、ActiveMQ、およびバンドルされたDSA (該当する場合)を停止し、指定スタンバイ サーバー上でこれらのコンポーネントを開始します。
フェールオーバー シーケンスが完了すると、モニタリング サービスはスタンバイのモニタリング サーバーにシフトし、現在アクティブのスタンバイ コンポーネントのモニタリングを開始します。モニタリング サービスがスタンバイ サーバー上で実行されているData Moverコンポーネントまたはプロセスを見つけると、自動的に停止し、2つのサービスが同時にアクティブになることを防止します。
Data Moverクラスタが指定スタンバイ サーバーでアクティブに実行されている場合、高可用性サービスは次の変更によって制限されます。
- Data Moverリポジトリは同期されず、同期サービスは無効になり、同期モニタリング サービスは使用されません。
- 主要なコンポーネントが使用できない場合は、追加のフェールオーバーは発生しません。クラスタを元のアクティブ状態に戻すには、手動で元に戻す必要があります。
監視サーバー上のdmFailover.logファイルに、フェールオーバー シーケンスに関する詳細情報が記録されます。