ここでは、システムまたはシステム コンポーネントに障害が発生して復元が行なわれた後に実行するステップの概要について説明します。重要な他のデータと同様に、リポジトリ データは定期的に保存してください。
Data Moverサーバーの停止
Data Moverサーバーがダウンした場合は、以下を実行します。
- コマンドbackup_daemonを使用して、Data Moverリポジトリをバックアップします。
- 構成情報およびロギング情報を保持するには、Data MoverサーバーのData Moverインストール ディレクトリ全体をバックアップします。Data Moverデーモンのデフォルト インストール ディレクトリは/opt/teradata/datamover/daemon/nn.nnです。Data Moverエージェントおよびコマンドライン インターフェースのデフォルト インストール ディレクトリは、/opt/teradata/client/nn.nn/datamoverです。
Data Moverサーバーの復元後のリカバリ
Data Moverサーバーが復元された後は、以下を実行します。
- restore_daemonコマンド、またはData Moverバージョン16.20.25.00以降を実行している場合は、backup_daemonコマンドで生成された復元テンプレート スクリプトのいずれかを使用して、デーモンを復元します。restore_daemonコマンドを使用できるのは、backup_daemonコマンドによってバックアップされたData Moverリポジトリと同じハッシュ アルゴリズムを含むData Moverリポジトリを復元する場合だけです。
- ファイルが失われた場合は、バックアップしたData Moverのインストール ディレクトリをシステムにコピーします。
- Data Moverサーバーの障害発生時に未完了の失敗したジョブを再起動します。
Data MoverサーバーとTeradata Databaseシステム間のネットワーク停止
Data Moverサーバーと、ソースおよびターゲットのTeradata Databaseシステムとの間のネットワークで障害が発生した場合は、Data Moverへのジョブの送信を停止します。これにより、デーモンのジョブ キューのバックログを防止できます。
ネットワークの復元後のリカバリ
ネットワークの障害発生時に完了していなかった失敗したジョブを再起動します。