DISTINCT型またはSTRUCTURED型のUDTデータ型を戻します。
ANSI準拠
この文はANSI SQL:2011に準拠していますが、非ANSI Teradata拡張機能を含みます。
引数リストが空でも括弧が必要であるのは、既存のアプリケーションとの互換性を保つためのTeradata拡張です。
必要な権限
UDT式を使用するには、SYSUDTLIBデータベースでのUDTTYPE、UDTMETHOD、またはUDTUSAGE権限をもっているか、または指定のすべてのUDTに対する UDTUSAGE権限をもっていなければなりません。
構文
{ [ database_name. ] table_name ] column_name | udf_name ( [ argument_1 [,...] ] ) | CAST ( expression AS udt_name ) | [ NEW [SYSUDTLIB.] ] constructor_name ( [ argument_2 [,...] ] ) } [ . method_spec [. ...] ]
- method_spec
method_name ( [ argument_3 [,...] ] )
構文要素
- database_name
- column_nameのオプションの修飾子。
- table_name
- column_nameのオプションの修飾子。
- column_name
DISTINCT型またはSTRUCTURED型のUDT列の名前。
コンストラクタ メソッドには、関連付けられたUDTと同じ名前が付きます。
column_nameの修飾子。
- udf_name
DISTINCT型またはSTRUCTURED型のUDTデータ型の名前。
コンストラクタ メソッドには、関連付けられたUDTと同じ名前が付きます。
- argument
UDFへの引数。
コンストラクタに渡す引数。
メソッドに渡す引数。
引数リストが空であっても、括弧が付いていなければなりません。
- CAST
ソース データの型をDISTINCT型またはSTRUCTURED型UDTに変換するCAST式。
UDTの関与するデータ型の変換には、そのUDTに適したCAST定義が必要です。UDTのCASTを定義するには、CREATE CAST文を使用します。CREATE CASTの詳細は、<Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144>を参照してください。
- expression
- UDTデータ型となる式。
- udt_name
DISTINCT型またはSTRUCTURED型のUDTデータ型の名前。
コンストラクタ メソッドには、関連付けられたUDTと同じ名前が付きます。
- NEW
- STRUCTURED型の新しいインスタンスを生成し、指定されたコンストラクタ メソッドを使ってそれを初期化する式。
- SYSUDTLIB.
コンストラクタが存在するデータベース。
Vantageは、データベース名が式内にあってもなくても、UDTコンストラクタをSYSUDTLIBデータベースだけで探します。
- constructor_name
UDTに付随するコンストラクタ メソッドの名前。
コンストラクタ メソッドには、関連付けられたUDTと同じ名前が付きます。
- method_name
- UDTを戻すインスタンス メソッドの名前。