ODBC Driver for Teradataでは、認証メカニズムを接続文字列やODBCデータ ソース構成に指定できます。
接続用の認証メカニズムは、以下のように決定されます。
- SQLDriverConnect()またはSQLBrowseConnect()に渡された接続文字列内に認証メカニズムが指定されている場合、その認証メカニズムが選択されます。SQLBrowseConnect()は、クライアントとデータベースの両方でサポートされている一連の認証メカニズムを返すことができるため、アプリケーションが認証メカニズムを選択できます。
- 接続文字列に認証メカニズムが指定されなかった場合や、SQLConnect()によって接続している場合、ドライバはODBCデータ ソース構成を検索します。DSN設定内の[Named Data Source(名前付きデータ ソース)]セクションか[Default Data Source(デフォルト データ ソース)]セクションで認証メカニズムが指定されている場合、そのメカニズムが選択されます。[Named Data Source(名前付きデータ ソース)]セクションでの指定は、[Default Data Source(デフォルト データ ソース)]セクションでのどの指定よりも優先されます。
- 接続文字列にもDSN設定にも認証メカニズムが指定されなかった場合、ゲートウェイでも同じメカニズムが使用できれば、クライアントでTeraGSS用に構成された認証メカニズムが選択されます。
- 上記に当てはまらない場合、クライアントでも同じメカニズムが使用できれば、ゲートウェイでTDGSS用に構成されたデフォルトの認証メカニズムが選択されます。
- 上記に当てはまらない場合、ゲートウェイでサポートされていればTeradata 2が選択されます。サポートされていない場合には、ゲートウェイでサポートされていればTeradata 1が選択されます。Teradata 1もサポートされていなければ、従来のTeradataメカニズムが選択されます。
- 選択した認証メカニズムがクライアントやゲートウェイでサポートされていない場合、接続関数呼び出し(SQLConnect()、SQLDriverConnect()、またはSQLBrowseConnect())は失敗してSQL_ERRORを返します。