主要機能
- JSON Web Token (JWT)認証
- Teradata DatabaseへのUDFアップロード
- SET TRANSFORM GROUP FOR TYPEでの複合データ型(CDT)のサポート
製品の挙動の主な変更点
バージョン16.20以降、ODBC Driver for Teradataのコード ベースが一新されて、以前のバージョンにあった機能の多くが完全に再設計されています。以前のバージョンのODBC Driver for Teradataで提供されていた非推奨の機能の一部は新しいドライバでは提供されておらず、これらの機能は削除されました。新しいドライバの詳細、および以前のバージョンのODBC Driver for Teradataとの機能の比較については、ODBC Driver for Teradata 16.20以降のバージョンで非推奨になった機能を参照してください。
ODBC Driver for Teradataのこのバージョンには、次の特性があります。
- ODBC Driver for Teradataで非推奨になった機能は、新しいドライバでは動作しなくなり、サポートされていません。これらのプロシージャは廃止されているため、回避策はありません。新しいドライバで廃止されて機能しなくなった機能の一覧については、ODBC Driver for Teradata 16.20以降のバージョンで非推奨になった機能を参照してください。
- 15.10.01.xより、共存機能を使用するには、インストールされているドライバの各バージョンを参照するため、DSNレス接続アプリケーションで一意のドライバ名を指定する必要があります。詳細については、<マルチバージョン サポート>を参照してください。
- ODBCのインストールは自己完結型であり、Teradata ICU、Call-Level Interface(CLI)、TeraGSSなどの別のTeradata Tools and Utilities製品のインストールは不要です。
- ODBCドライバをインストールしても、DSNが自動で移行されなくなりました。
以前のバージョンのドライバに属するDSNは、新しくインストールされたバージョンのODBC Driverには変換されません。詳細については、下記の「ドライバの移行」を参照してください。
- 既存のProgress DataDirect Driver Managerに加えて、unixODBC Driver ManagerおよびODBCドライバ マネージャの使用がサポートされます。
- ODBC Driver for Teradataは、ODBC仕様に厳密に準拠しています。古いバージョンのODBC Driver for Teradataで提供されていた、仕様に準拠していないODBC関数は、新しいドライバではサポートされていません。
- ODBC仕様への準拠の重要な例として、別のクエリーの実行前にはカーソルをクローズする必要があります。この操作を行わない場合、カーソル エラーが返されます。これまでは、カーソルのクローズを省略することができていましたが、これは適切な挙動とは言えません。こうした変更点については、ODBC Driver for Teradata 16.20の互換性リファレンスにまとめられています。
- ODBC Driver for Teradataは、標準ODBC 3.8コア レベル仕様に準拠しています。
ドライバの実装の違い
- 1行ごとに最大で2GBのSLOBをキャッシュします(またはキャッシュしようとします)。
- 3つの構成パラメータがあります。
- 1 - Enable SLOB Random Access(SLOBランダム アクセスの有効化)
- 2 - Max size of one SLOB(SLOBの最大サイズ)
- 3 - Max size of all SLOBs in a row(行内の全SLOBの最大サイズ)
新しいドライバの詳細と機能の詳細な一覧については、ODBC Driver for Teradata 16.20の機能を参照してください。
ドライバの移行
Windowsで使用するドライバがTeradata ODBC DSN:の場合、次の手順を実行します。
- 下図に従い、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\ODBC\ODBC.INI\ODBC Data Sourcesでキーの値をTeradataからTeradata ODBCドライバ16.xxに変更します。
変更前:
変更後:
- また、下図に従い、キーHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\ODBC\ODBC.INI\Teradata ODBC DSN\DriverをC:\Program Files (x86)\Teradata\Client\15.10\bin\tdata32.dllからTeradata ODBCドライバ16.xxに変更します。
変更前:
変更後:
これで、DSNが新しいドライバをポイントするようになりました。
システムの挙動の主な変更点
主な変更点 | 説明 |
---|---|
16.20 Update 2 | このリリースでは、システムの挙動の主な変更点変更はありません。 |
16.20 Update 1 | |
ODBC-17927/TDS-99 | Teradata Databaseバージョン16.20 Update 1では、一部のODBCスカラー関数のネイティブ サポートが提供されています。そのため、ODBCアプリケーションがTeradata Databaseバージョン16.20 Feature Update 1以降に接続されている場合、そのアプリケーションではODBCエスケープ シーケンス構文の外側でこれらのスカラー関数を使用することができます。 サポートされているスカラー関数の一覧については、<ODBC Driver for Teradata®ユーザー ガイド>(B035-2526-048K)バージョン16.20(2018年4月)の「スカラー関数」を参照してください。 |
16.20.00 | |
N/A | バージョン16.20のODBC Driver for Teradataではコード ベースが一新されて、以前のバージョンにあった機能の多くが完全に再設計されています。以前のバージョンのTeradata ODBC Driverで提供されていた非推奨の機能の一部は新しいドライバでは提供されておらず、これらの機能は削除されました。新しいドライバの詳細、および以前のバージョンのODBC Driver for Teradataとの機能の比較については、<ODBC Driver for Teradata®ユーザー ガイド>の「新しいTeradata ODBCドライバの互換性リファレンス」を参照してください。 このバージョンのODBC Driver for Teradataには以下の特性があります。
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非推奨になった機能および削除された機能
このリリースでは、非推奨になった機能または削除された機能はありません。