文属性 - ODBC Driver for Teradata

ODBC Driver for Teradata® ユーザー ガイド

Product
ODBC Driver for Teradata
Release Number
17.10
Published
2021年6月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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ja-JP/wxs1608578396899.ditamap
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ja-JP/wxs1608578396899.ditaval
dita:id
B035-2526
Product Category
Teradata Tools and Utilities

次の表に、文属性とこれに関連する値の一覧を示します。

文属性 ValuePtrの内容
SQL_ATTR_AGKR 識別列に挿入するリクエスト(INSERT、INSERT ... SELECT、UPSERT、MERGE-INTO)の結果を指定するSQLUINTEGER値。これらのリクエストは、オプションで挿入行の識別列値を表わす結果セット(自動生成キー)を返すこともできます。
サポートされる値は次のとおりです。
  • SQL_AGKR_NO
  • SQL_AGKR_IDENTITY_COLUMN
  • SQL_AGKR_WHOLE_ROW

AGKRという略語は、自動生成キー取得(Auto-Generated Key Retrieval)を表わします。

この属性は、SQL_AGKR_NO(0)、SQL_AGKR_IDENTITY_COLUMN(1)、またはSQL_AGKR_WHOLE_ROW(2)に設定できます。それぞれ、識別列を含むテーブルへの挿入後、ODBC Driver for Teradataによってキーが取得されない、識別列だけが取得される、または行全体が取得されることを意味しています。

データベースが自動生成キーの取得をサポートしていない状況でアプリケーションがこの機能を有効にしようとすると、エラーが返されます。返されるエラーはSQL_ERRORで、SQLSTATE HY024および「Invalid attribute value(属性値が無効です)」というメッセージが表示されます。

SQL_ATTR_DATA_ENCRYPTION このSQLINTEGER文属性は、ステートメント レベルのデータ暗号化をON/OFFします。ステートメント ハンドルの下で行なわれるすべてのトランザクションに影響します。
サポートされる値は次のとおりです。
  • SQL_DATA_ENCRYPTION_ON
  • SQL_DATA_ENCRYPTION_OFF

このステートメント レベルの属性は、接続レベルのデータ暗号化オプションを上書きします。例えば、特定のステートメント ハンドルに対するこの属性によって、接続レベルの設定にかかわらず暗号化をONまたはOFFにできます。同じ接続ハンドルの下にある他のすべてのステートメント ハンドルでは、接続レベルでの設定がデータ暗号化のデフォルトとして使用されます。

SQL_ATTR_TDATAODBC_SBU_ROWCOUNT この属性は符号無しのBIGINT(SQLUBIGINT)です。行数が符号付き整数の最大値(0x7FFFFFFF)より大きい場合でも、32ビット アプリケーションは行数を取得できます。
SQL_ATTR_TRUSTED_SQL SQL_ATTR_TRUSTED_SQLはSQLUINTEGER値です。
サポートされる値は次のとおりです。
  • SQL_TRUE
  • SQL_FALSE

SQL_ATTR_TRUSTED_SQL属性を使用して、(SQLExecuteまたはSQLExecDirectで)実行される次のSQLが信頼済みであるかどうかを指定できます。

SQL_ATTR_TRUSTED_SQLの値はデフォルトでSQL_FALSEであり、SQLExecuteまたはSQLExecDirectが作成されるとSQL_FALSEにリセットされます。

SQL_ATTR_TRUSTED_SQL属性は文属性です。

SQLSetStmtAttr()またはSQLGetStmtAttr()の呼び出し時は、StringLength引数またはBufferLength引数それぞれに対する値SQL_IS_UINTEGERに渡す必要があります。

詳細については、<信頼済みセッション>を参照してください。