ODBCには、ODBC_32およびODBC_64という名前の、リリースに依存しないディレクトリが含まれます。
これらのディレクトリに含まれるサブディレクトリは、現在のODBCのインストール時にインストールされた32ビットおよび64ビットそれぞれのTeradata Tools and Utilitiesリリース ディレクトリへのシンボリック リンクです。
ODBC_32およびODBC_64には、Teradata Tools and Utilitiesのリリース パスに依存しないodbc.iniファイルとodbcinst.iniファイルがそれぞれ含まれます。目的のDSN設定値でodbc.iniをセットアップする際にはこれらのテンプレートを使用する必要があります。これらのファイルが存在しない場合、ユーザーは、別のTeradata Tools and Utilitiesリリースをインストールするたびに.iniファイルを更新することになります。特に、InstallDirおよびDriver用のodbc.iniテンプレートのパス値は、テンプレートで定義されているものである必要があります。これらの値は変更できません。
新しいTeradata Tools and Utilitiesリリースのインストール時には常に、サブディレクトリが新しいシンボリック リンクで更新されます。インストールされた最新のリリースが、システムのアクティブTTUになります。詳細については、マルチバージョン サポートを参照してください。
次の表に、リリースに依存しないディレクトリを示します。
UNIXシステムまたはLinuxシステムでは、Teradata Tools and Utilitiesのインストール時に、既存のTeradata Tools and Utilitiesソフトウェアの以前のバージョンをアンインストールするオプションが含まれます。15.10.01より前のリリース バージョンのTeradata Tools and Utilitiesは、ODBC Driver for Teradataをインストールする前にアンインストールする必要があります。efixはアップグレードとしてインストールされるため、これはefixには適用されません。
オペレーティング システム固有のユーティリティをインストールする方法の詳細については、https://docs.teradata.com/に記載されているマニュアルを参照してください。インストールされているTeradata Tools and Utilitiesのバージョンに応じて、<TTU version>に示される実際の値はバージョン番号を示すことがあります。
/opt | teradata/client/ | ODBC_32/ include -> /opt/teradata/client/<TTU version>/include\ lib -> /opt/teradata/client/<TTU version>/lib\ locale -> /opt/teradata/client/<TTU version>/odbc_32/locale\ odbc.ini odbcinst.ini |
/opt | teradata/client/ | ODBC_64/ include -> /opt/teradata/client/<TTU version>/include lib -> /opt/teradata/client/<TTU version>/lib64 locale -> /opt/teradata/client/<TTU version>/odbc_64/locale\ odbc.ini odbcinst.ini |