- 追加オプションを構成するには、Teradata ODBC Driver Options(Teradata ODBCドライバ オプション)ダイアログを使用します。次の表に、使用できるオプションの一覧を示します。
フィールド、チェック ボックス、ボタン 説明 Use Column Names(列名を使用する) デフォルト = 選択 ODBC Driver for Teradataが列名を返すか列タイトルを返すかを指定します。
Teradata DSNのオプションの“DontUseTitles=[Yes|No]”オプションを参照してください。
Use X Views(X Viewを使用する) デフォルト = 選択なし Xビューを使用するかどうかを指定します。
Teradata DSNのオプションの“UseXViews=[Yes|No]”オプションを参照してください。
No HELP DATABASE(HELP DATABASEを使用しない) デフォルト = 選択なし Help Databaseを使用するかどうかを指定します。
Teradata DSNのオプションの“DontUseHelpDatabase=[Yes|No]”オプションを参照してください。
Ignore Search Patterns(検索パターンを無視する) デフォルト = 選択なし 検索パターン文字_および%を、検索パターンで使用するか通常文字として渡すかを指定します。
Teradata DSNのオプションの“IgnoreODBCSearchPattern=[Yes|No]”オプションを参照してください。
Disable Parsing(解析の無効化) デフォルト = 選択なし ODBC Driver for TeradataによるSQL文の解析を無効または有効にします。構文解析を有効にした場合、ドライバはSQL文を構文解析し、ODBCエスケープ シーケンスをSQLに変換します。- このオプションを選択した場合、ODBC Driver for Teradataは、SQL文を構文解析しません。
- このオプションを選択しない場合、SQL文は構文解析されます。
Teradata DSNのオプションの“NoScan=[Yes|No]”オプションを参照してください。
Use Regional Settings for Decimal Symbol(10進記号の地域設定を使用する) デフォルト = 選択 このオプションを選択すると、ODBC Driver for Teradataは、地域設定を使用して10進記号を判別します。
このオプションを選択しない場合、ODBC Driver for Teradataは、ピリオド(.)を10進記号として使用し、地域設定を無視します。
Return Output Parameters As ResultSet(出力パラメータを結果セットとして返す) デフォルト = 選択なし ストアド プロシージャの出力パラメータをODBC Driver for Teradataがどのように取得するかを指定します。
選択されている場合、INOUTおよびOUTパラメータの値は、結果セットとして返されます。その値は、SQLFetchとSQLGetDataを呼び出すか、またはSQLBindColに続けてSQLFetchを呼び出すことによって取得できます。データベースによって最初に返される結果セットに出力パラメータが入っていて、ストアド プロシージャで生成された結果セットがその後に返されます。
選択されていない場合、INOUTおよびOUTパラメータの値は、プロシージャの呼び出し後に直接更新されます。そのため、呼び出す前にすべてのパラメータ マーカーを変数にバインドしておく必要があります。
このオプションについては、Teradata DSNのオプションの"OutputAsResultSet=[Yes|No]"の説明を参照してください。
Enable Data Encryption(データ暗号化を有効にする) デフォルト = 選択なし 選択されている場合、ODBC Driver for Teradataとデータベースは暗号化された方式で相互に通信します。
選択されていない場合、データの暗号化は無効になります。
Enable Extended Statement Information(拡張ステートメント情報を有効にする) デフォルト = 選択 拡張ステートメント情報をデータベースから入手できる場合に、ODBC Driver for Teradataがその情報を使用するかどうかを指定します。SQL文で使用されるパラメータや結果セットの列に関するメタデータなどが含まれている拡張ステートメント情報は、バージョンV2R6.2以降のTeradata Databaseでサポートされています。
選択されている場合、データベースで拡張ステートメント情報がサポートされていれば、ODBC Driver for Teradataはデータベースにその情報を要求して使用します。拡張ステートメント情報を利用できる場合、ODBC API関数SQLDescribeParamがサポートされ、SQLGetFunctionsはSQL_API_SQLDESCRIBEPARAMに対してSQL_TRUE(サポートされている)を返します。
選択されていない場合、拡張ステートメント情報がサポートされていても、ODBC Driver for Teradataはデータベースにその情報を要求したりその情報を使用したりすることはありません。拡張ステートメント情報を利用できない場合、SQLDescribeParamはサポートされず、SQLGetFunctionsはSQL_API_SQLDESCRIBEPARAMに対してSQL_FALSE(サポートされていない)を返します。
Enable Client Side UDF Upload(クライアント側UDFアップロードの有効化) デフォルト = 選択なし。
選択解除すると、ODBC Driver for TeradataではUDFソース ファイルのアップロードはサポートされません。
Teradata DSNのオプションの「EnableUDFUpload=[Yes|No]」を参照してください。
UDF Upload Path(UDFアップロード パス) ソース ファイルが置かれている場所の完全修飾パス。この値が定義されていれば、データベースでファイル名の一部として完全修飾パスが指定されていない場合に、ドライバはデータベースが要求したファイルをこの場所で探します。 この値には、“..”を含む相対パスは使用できません。
このフィールドに表示されるデフォルト値(Please enter the UDF folder path)は、使用する値(有効なパスまたは空白)に変更する必要があります。フィールドを空にするには、デフォルト値を削除します。
選択されている場合は次のようになります。- UDF Root Directory(UDFルート ディレクトリ)で指定したパスが、CREATE FUNCTIONまたはREPLACE FUNCTIONのEXTERNAL NAME句で指定されたすべてのファイル名の先頭に付加されます。
- EXTERNAL NAME句で完全修飾ファイル名を使用する場合、このフィールドは空白にします。
Teradata DSNのオプションの「UDFUploadPath=<path>」オプションを参照してください。
RNP Redrive Enable Redrive(Redriveを有効にする) デフォルト = "Default"。 セッションのリクエストがRedriveに関与するかどうか、またはデータベース側のデフォルト値を使用するかを指定します。
Reconnect Count(再接続カウント) デフォルト = 20。 ドライバがデータベースへの再接続を試行する最大回数(0~99)を指定します。
Reconnect Interval (seconds)(再接続間隔(秒)) デフォルト = 30。 再接続の試行間隔の秒数(1~300)を指定します。
Teradata Import/Export Protocol Type(Teradataのインポート/エクスポート プロトコルの種類) タイプ デフォルト = "Default" 特定の基準を満たすSELECTクエリーのパフォーマンスを向上させるために、ODBC Driver for TeradataはFastExportプロトコルを使用するかどうかを指定します。
有効な値は次のいずれかです。- Default: ODBC Driver for Teradataは、どのクエリーでもFastExportを使用せず、標準プロトコルのみを使用してクエリーを実行します。
- FastExport: FastExportをサポートしているデータベースに接続している場合、ODBC Driver for Teradataは、FastExportの基準を満たすクエリーの実行にFastExportを使用します。それ以外のクエリーでは、ODBC Driver for Teradataはフォールバックにより、標準プロトコルを使用します。
セッション数 デフォルト値はありません。 FastExportプロトコルの基準を満たすSELECTクエリーのパフォーマンスを向上させるために、ODBC Driver for Teradataが開くFastExportデータ接続の数。開くことができるFastExportデータ接続の最大数は、データベースで使用可能なAMP(アクセス モジュール プロセッサ)の数によって決まります。
このプロパティをAMPの数より大きい数に設定しても、ODBC Driver for TeradataはAMPの数と同じ数の接続しか開きません。このプロパティの設定は推奨しません。このプロパティが設定されていない場合は、FastExport接続の数はデータベースの設定に基づいて自動的に決まります。Session Mode(セッション モード) データベース上のセッションのモード(TeradataまたはANSI)を指定します。選択されたモードは、そのセッションが存続する間適用されます。 デフォルト値は、CREATEまたはMODIFY USER文で使用されるオプションに基づいてデータベースで決定されます。
DateTime Format(DateTime形式) DATE、TIME、およびTIMESTAMPにANSI形式を割り当てます。 デフォルト設定はAAAです。IAAはオプションです。整数データ型は、TIME形式対応が廃止されたため、推奨されません。
詳細については、ODBC Driver for Teradata 16.20以降のバージョンで非推奨になった機能の「整数型時刻」を参照してください。
Teradata DSNのオプションの“DateTimeFormat=[A|I]AA”オプションを参照してください。
Return Generated Keys(生成キーを返す) デフォルト = No 識別列に挿入するリクエスト(INSERT、INSERT ... SELECT、UPSERT、MERGE-INTO)の結果を指定します。これらの要求は、オプションで挿入行の識別列値を表わす結果セット(自動生成キー)を返すこともできます。
Teradata Database V2R6.2より前のバージョンでは自動生成キーの取得はサポートされていないため、V2R6.2より前のデータベース サーバーを使用している場合には、Return Generated Keys(生成キーを返す)の設定を行なっても何の影響もありません。
No、Identity Column、Whole Rowが有効な値になります。- No = 自動生成キーの取得は無効です(デフォルト)
- Identity Column = 識別列だけを取得します
- Whole Row = 行全体を取得します
Return Generated KeysをIdentity ColumnまたはWhole Rowに設定した場合、識別列が入っているテーブルに挿入する要求は、2つの結果を返します。1つは挿入行の数を表わす行カウント、もう1つは自動生成キーを単一列または完全な挿入行として含む結果セットです。挿入要求は、最初に挿入してから挿入した行の識別列またはすべての列を選択するマクロに類似するようになります。
Return Generated KeysをNoに設定した場合、識別列に挿入する要求の動作は変わりません。
UPT Mode(UPTモード) デフォルト = NOTSET
ODBCアプリケーションのUnicodeパス スルー モードを有効化します。
デフォルト値はNOTSETであり、データベースで設定されているUPTモードが使用されます。このオプションを設定した場合、ODBC Driver for Teradataからデータベースには何も送信されなくなります。
- UPTONの場合: ODBC Driver for Teradataは、接続中にデータベースへ“SET SESSION CHARACTER SET UNICODE PASS THROUGH ON”を送信して、そのセッションでUPTモードを有効化します。
- UPTOFFの場合: ODBC Driver for Teradataは、接続中にデータベースへ“SET SESSION CHARACTER SET UNICODE PASS THROUGH OFF”を送信して、そのセッションでUPTモードを無効化します。
Websocket SSL Mode(SSLモード) デフォルト = "Prefer(優先)" ODBC Driver for Teradataが動作するTLSモードを指定します。
有効な値は、次のとおりです。
Allow(許容):
ドライバはTDMSTポートとの接続を優先します。
その接続が失敗した場合に、ドライバはフォールバックしてHTTPSポートに接続します。
Disable(無効):
ドライバはTDMSTポートでのみ接続します。Prefer(優先):
ドライバはHTTPSポートとの接続を優先します。
その接続が失敗した場合に、ドライバはフォールバックしてTDMSTポートに接続します。
Require(必須):
ドライバはHTTPSポートでのみ接続します。
Verify-CA:
"Require(必須)"モードに加えて、構成されているCA証明書に対するサーバー認証局(CA)証明書の検証が行なわれます。
Verify-Full:
"Verify-CA(検証-CA)"モードに加えて、ホスト名識別検証が行なわれます。
SSL Protocol(SSLプロトコル) ドライバが接続を許可するTLSの最小バージョンを指定します。現在サポートされているのはTLSv1.2のみです。 SSL CA Path(SSL CAパス) 信頼済みのCAのルート証明書が置かれているディレクトリのフルパスを指定します。 SSL ModeがVerify-CAまたはVerify-Fullに設定されていない場合、SSL CAファイル名またはSSL CAパスは無視されます。
SSL CA File Name(SSL CAファイル名) 信頼済みのルートCAおよび中間CAの1つまたは複数の証明書が入っている.pemファイルのフルパスと名前を指定します。 デフォルト = オペレーティング環境でのデフォルト。
SSL ModeがVerify-CAまたはVerify-Fullに設定されていない場合、SSL CAファイル名またはSSL CAパスは無視されます。
Warning(警告)グループ ボックス Advanced(詳細設定) クリックすると、Teradata ODBC Driver Advanced Options(Teradata ODBCドライバの詳細オプション)ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスではより詳細なオプション設定が可能ですが、この設定を変更しないことを強く推奨します。