時間の認識は、テンポラル データベースの機能を決定付けるものです。テンポラル テーブルの処理の大部分には、データベースによる自動タイムスタンプが使用されます。
system-timeテーブルの行が変更または削除される場合、またはvalid-timeテーブルの行が時間を区切る方法で変更される場合はいつでも、システムは、行および変更の結果として作成された新しい行に自動的にタイムスタンプを設定します。このようなタイムスタンプは変更の時刻を記録するものであり、system-timeテーブルの行をクローズし、valid-timeテーブルの新しい行を適切に変更するために使用されます。
タイムスタンプ処理はトランザクション レベルで発生し、タイムスタンプは、変更の時点でTEMPORAL_TIMESTAMPまたはTEMPORAL_DATEビルトイン データベース関数の値として、Vantageによって自動的に入力されます。これらは、テンポラル テーブルに対して最初にロックされていない参照を実行したとき、またはトランザクションでビルトイン関数に最初にアクセスしたときの時刻や日付を解決します。トランザクション中、TEMPORAL_TIMESTAMPとTEMPORAL_DATEは同じまま残ります。
TEMPORAL_TIMESTAMPビルトイン関数について、詳細はTeradata Vantage™ - SQL関数、式、および述部、B035-1145を参照してください。