テンポラル テーブル サポートは、ネットワーク タイム プロトコル(NTP)を実行中のすべてのデータベース システム ノードに依存します。NTPは、システム ノードのクロックを100ミリ秒以内の同期状態に維持します。システムでNTPが使用できない場合や、NTPをどのシステム ノードでも実行していない場合、テンポラル テーブル サポートは無効になります。
SMPシステムではNTPは必要ありません。
teradata-ntpパッケージは以下の手順でインストールします。- https://support.teradata.comに移動します。
- ログインします。
NTPを構成するには、ナレッジ記事KAP1A9C72を参照してください。https://support.teradata.comからもご利用いただけます。
データベースは、NTPで許容されている微少な誤差に起因するノード クロック間の、わずかな差異を管理します。期間の開始時刻が終了時刻の後になるような更新が既存の行に対して行なわれるなど、起こり得ない事象が発生すると、そのトランザクションは自動的にアボートされます。
Teradataでは、システムを外部のマスター タイム ソース(Webベースまたは公共の標準タイム サービスなど)と同期するようお勧めしています。
個別のノード クロックを手動で変更してはいけません。ノードの現在の時刻を直接変更するオペレーティング システムのコマンドなどを使用してNTPを迂回すると、テンポラル テーブル サポートが不完全なものになり、データの間違いやデータの損失を招く可能性があります。
システムに新しいノードを追加するときには、そのノードの初期時刻をデータベース管理者が手動で設定する必要があります。この時刻は、システム内のその他のノードの時刻とできるだけ同じにする必要があります。ノードの入れ替えが必要な場合には、入れ替えたノードに設定する初期時刻が、入れ替え前のノードをダウンさせた時刻よりも大きく(遅く)なるようにする必要があります。