ビューを作成すると、パス式($path.$sitenoなど)がビューの列になり、基になるテーブルに複雑なパス式が含まれていることを認識することなく、ユーザーがそれらの列にWHERE句を指定できるようになります。
ビュー内の列に付ける名前では、大文字と小文字が区別されません。大文字と小文字が混在して表示されますが、必要な大文字と小文字の任意の組み合わせを使用してSQLクエリーで参照できます。
例では、サンプルの河川流量データ セットを使用します。独自のデータを使用するには、テーブル名、列名、および許可オブジェクトを置き換えます。サンプル データ セットの信頼証明および格納場所の値については、例の変数置換を参照してください。
- NOS関連コマンドを実行するには、必要な権限を持つユーザーとしてデータベースにログオンします。
- 存在しない場合はriverflow_csv_pathfilterという外部テーブルを作成するか、その外部テーブルを作成するようにデータベース管理者に依頼します。データ セット内の列を使用したフィルタリングを参照してください。
- 外部テーブルのビューを作成します。
REPLACE VIEW riverflowview_csv AS ( SELECT CAST($path.$siteno AS CHAR(10)) TheSite, CAST($path.$year AS CHAR(4)) TheYear, CAST($path.$month AS CHAR(2)) TheMonth, CAST(SUBSTR($path.$day, 1, 2) AS CHAR(2)) TheDay, Flow, GageHeight, Precipitation, Temp, Conductance FROM riverflow_csv_pathfilter);
- ビューを問合わせます。
SELECT TOP 2 * FROM riverflowview_csv;
結果は次のようになります。
TheSite TheYear TheMonth TheDay Flow GageHeight Precipitation Temp Conductance -------- ------- -------- ------ ----- ----------- ------------- ---- ----------- 09380000 2018 07 18 17500 10.21 .00 11.0 670 09380000 2018 07 24 17700 10.25 .00 10.9 670
属性が欠落している列は、レコードに属性が含まれていない場合にNULLを返します。