このセクションには、一般的なTeradata SETエミュレーション プロセスの概要を示します。 ターゲット システムにSystemFE.Opt_Cost_TableおよびSystemFE.Opt_RAS_Tableがあることを前提とします。
プロセスは、次のようなものになります。
- Teradata Open Database Connectivity (ODBC)ドライバまたはTeradata Call-Level Interface Version 2 (CLIv2)を使用してデータベースに接続します。
- ターゲット システム プロファイルを作成し、テスト システムにロードするために取得されるデータベース、テーブル、ビュー、マクロ、および関連する環境パラメータまたはRASを定義します。
- ターゲット システムからエクスポート操作を実行して、最適化ルーチンのコスト パラメータ、RAS、および必要なオブジェクト定義、統計、テスト クエリーを収集します。 次に、このエミュレーション情報を、テスト システムにインポート可能なデータ ファイルとして、システム ディスクに格納します。
- ターゲット システムとテスト システムを同じネットワークに接続しない場合、パック操作を実行して、データ ファイルをすべて組み合わせて1つのファイルにします。(パック ファイルは、標準の圧縮方式のいずれかによって圧縮することもできます。)テスト システムにこれらのファイルを転送します。
- インポート操作を実行することによって、オブジェクトを作成し、統計をエミュレートし、テスト システム上のSystemFE.Opt_Cost_TableとSystemFE.Opt_RAS_Tableにデータをインポートします。
- テスト システムでエミュレーションを設定し、そのデータを使用してテストを実行し、問題または異常がある場合はこれを解決します。
次の図は、Teradata SET、ODBC、CLIv2インターフェース、ターゲット システム、およびテスト システムの関係を示しています。
Teradata SETアーキテクチャ