エミュレーション プロセスの概要 - System Emulation Tool

Teradata® System Emulation Toolユーザー ガイド

Product
System Emulation Tool
Release Number
17.10
Published
2021年6月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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Product Category
Teradata Tools and Utilities

このセクションには、一般的なTeradata SETエミュレーション プロセスの概要を示します。 ターゲット システムにSystemFE.Opt_Cost_TableおよびSystemFE.Opt_RAS_Tableがあることを前提とします。

プロセスは、次のようなものになります。
  1. Teradata Open Database Connectivity (ODBC)ドライバまたはTeradata Call-Level Interface Version 2 (CLIv2)を使用してデータベースに接続します。
  2. ターゲット システム プロファイルを作成し、テスト システムにロードするために取得されるデータベース、テーブル、ビュー、マクロ、および関連する環境パラメータまたはRASを定義します。
  3. ターゲット システムからエクスポート操作を実行して、最適化ルーチンのコスト パラメータ、RAS、および必要なオブジェクト定義、統計、テスト クエリーを収集します。 次に、このエミュレーション情報を、テスト システムにインポート可能なデータ ファイルとして、システム ディスクに格納します。
  4. ターゲット システムとテスト システムを同じネットワークに接続しない場合、パック操作を実行して、データ ファイルをすべて組み合わせて1つのファイルにします。(パック ファイルは、標準の圧縮方式のいずれかによって圧縮することもできます。)テスト システムにこれらのファイルを転送します。
  5. インポート操作を実行することによって、オブジェクトを作成し、統計をエミュレートし、テスト システム上のSystemFE.Opt_Cost_TableSystemFE.Opt_RAS_Tableにデータをインポートします。
  6. テスト システムでエミュレーションを設定し、そのデータを使用してテストを実行し、問題または異常がある場合はこれを解決します。

次の図は、Teradata SET、ODBC、CLIv2インターフェース、ターゲット システム、およびテスト システムの関係を示しています。

Teradata SETアーキテクチャ