バージョン15.10 - ODBC Driver for Teradata

ODBC Driver for Teradata® ユーザー ガイド

Product
ODBC Driver for Teradata
Release Number
17.20
Published
2022年6月
Language
日本語
Last Update
2022-08-22
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B035-2526
Product Category
Teradata Tools and Utilities
このバージョンのODBC Driver for Teradataでは以下の機能が導入されています。
  • ODBCエスケープ シーケンスを置き換えるために開発された新しいパーサー
  • うるう秒のサポート
  • Linux/Unix/Apple macOSプラットフォーム上の一時ファイルを使用するのではなくメモリを使用するSQL構文解析
  • SQL_C_BINARYからSQL_DOUBLE(NUMBERデータ型)への数値型の日付ラウンド トリップのサポート
  • TD Columnar機能のサポート
  • 大きな結果セット取り出しの取得時のパフォーマンス改善
  • 接続文字列キーワードおよびodbc.iniパラメータの交互の受け入れ
  • Linuxプラットフォームでのパフォーマンス改善のための-02コンパイラ最適化レベルの使用
  • 現在、RedHat 7でサポート
  • 現在、Windows Server 2012 R2でサポート
  • MongoDBなどの外部言語の新しいPASS THROUGHトークンのサポート
  • ODBCスカラー関数[fn RIGHT()]のサポート
  • 信頼済みセッション セキュリティのサポート
  • TDNEGOセキュリティ メカニズムのサポート
  • Ferret ShowWhereコマンド用SQLインターフェースのサポート
  • XMLシュレッド用XSLTベース マッピング定義のサポート
  • 基本AMP索引または基本索引によるカラム パーティションのサポート
  • *セキュアゾーン機能のサポート
  • *SAS(統計分析システム)メタデータ機能のサポート
  • *ロード分離機能のサポート
  • *SQL-Hの機能強化のサポート
*で指定されている機能は新しいパーサーと動作しますが、レガシー パーサーとは動作しません。

主要機能

主要機能
機能 説明
リリース15.10.04
インストール
  • インストール時のユーザー選択可能ディレクトリのサポート
  • インストールの空きディスク容量要件の提供
ビッグデータとUDAへの対応 Amazon S3(Simple Storage Service)に対するデータのインポート/エクスポート用のTPT Access Module for Amazon S3
リリース15.10
Teradata Databaseの新機能
  • BSONストレージ形式のサポート。
パフォーマンス
  • MLOADX配列挿入 – パフォーマンスの向上
  • LOBのロード/アンロード時間 – 必要な場合にのみ遅延モードを使用することによって、DBSでのLOBのロード/アンロード時間の短縮をサポート
リードの拡張
  • DBS Columnarの機能強化のサポート
品質/サポート性
  • メンテナンスパッケージの改善
  • TTUインストールの改善
  • TTUインストールの検証の改善
業界標準との互換性
  • DBSのセキュア ゾーン機能のサポート
  • ユーザーおよびツールでのDBS簡易ユーザー ログオンのサポート。ポリシーに基づいて、ユーザーの関与に応じて、必要とされる実際のログオン メカニズムを自動的に決定する新しいメカニズムを提供します。
  • 他のデータベース(Oracleなど)からデータをプルできるようにするTPT to Bundle Progress/DataDirect ODBC Drivers for TPT ODBC Operator
  • インターフェースの業界標準に引き続き準拠するData Access Tools

製品の挙動の主な変更点

このバージョンの<ODBC Driver for Teradata®ユーザー ガイド>には、この情報は含まれていません。

システムの挙動の主な変更点

15.10.04リリース
主な変更点 説明
ODBC-16876 新しい軽量構文解析プログラムは、ODBCエスケープ シーケンス構文内のODBCスカラー関数をTeradata Database固有の関数に変換します。スカラー関数を呼び出すためのODBCエスケープ シーケンスは次のとおりです。

{fn scalar-function}

新しい軽量構文解析プログラムは、ODBCエスケープ シーケンスの外側にあるODBCスカラー関数を無視し(scalar-functionと{fn scalar-function}の違い)、クエリーをそのままTeradata Databaseに渡します。Teradata DatabaseがそのODBCスカラー関数をサポートしていれば、クエリーは正常に実行されます。サポートしていない場合、クエリーはエラーになります。Teradata Databaseでサポートされているスカラー関数の一覧については、<Teradata Database関数、演算子、式および述部ユーザー ガイド>を参照してください。

非推奨になった機能および削除された機能

Teradata Tools and Utilities 15.10.04リリースで非推奨になった機能および削除された機能を次の表に示しています。

機能 説明
従来のODBC SQL構文解析プログラム

従来のODBC SQL構文解析プログラムは非推奨になりました。必要であれば従来の構文解析プログラムを使用できるようにするためのEnableLegacyParser(従来の構文解析プログラムの有効化)DSNオプションが追加されています。ただし、デフォルト値は、新しい構文解析プログラムに設定されています。

Teradata ODBC 15.10 Driverのユーザーは、新しいODBC SQL構文解析プログラムを使用して既存のアプリケーションをテストし、使用しているSQLがODBC仕様またはTeradata DatabaseのSQL構文/スカラー関数に準拠していない場合は、それらのアプリケーションを変更することを強く推奨します。新規アプリケーションまたは既存のアプリケーションへの機能拡張は、新しい構文解析プログラムに準拠している必要があります

従来のODBC SQL構文解析プログラムは、リリース15.00以前のTeradata Database機能をサポートするように制限されていて、リリース15.10以降のデータベース機能はサポートされていません。Teradata Database 15.10以降でTeradata ODBC 15.10ドライバを使用する場合、EnableLegacyParser(従来の構文解析プログラムの有効化)DSNオプションをデフォルト値のままにすることを強く推奨します。上限付きの従来のODBC SQL構文解析プログラムのサポートは、Teradata ODBC 16.xxリリース プログラムでは維持されますが、その後は廃止されます。