データベース接続 - ODBC Driver for Teradata

ODBC Driver for Teradata® ユーザー ガイド

Product
ODBC Driver for Teradata
Release Number
17.20
Published
2022年6月
Language
日本語
Last Update
2022-08-22
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B035-2526
Product Category
Teradata Tools and Utilities

ユーザー名ボックスとパスワード ボックスに入力すると、ODBC Driver for Teradataがそれを簡単なログオン形式に変換し、mechデータとしてTeradataセキュリティ ライブラリ(TeraGSS)に渡します。

データベース接続のセットアップ
フィールド、チェック ボックス、ボタン 説明
DBC Name or Address(DBC名またはアドレス) 最初の接続のCOPまたはAMPを指定します。これは、Teradata Server Info(Teradataサーバー情報)ダイアログ ボックスのTeradata DatabaseのOBDCドライバのセットアップグループ ボックスで構成した名前とIPアドレスのリストです。
Authentication(認証)グループ ボックス
Use Integrated Security(統合型セキュリティを使用する)

デフォルト = 選択なし

CSO経由でのデータベースへの接続を有効にするためには、チェック ボックスの選択を解除します。

SSO経由でのデータベースへの接続を有効にするためには、チェック ボックスを選択します。

ネットワーク クライアントからのCSOでは、ユーザーがVantageシステムのユーザー名とパスワードの両方を入力する必要があります。そのユーザー名とパスワードはデータベースに送信されて、そこで検証されます。そのユーザー名が存在し、パスワードが正確に一致していれば、アクセスが許可されます。そうでない場合は、その接続要求は拒否されます。

SSO接続では、データベース システムのユーザー名とパスワードは送信されません。代わりに、クライアント プラットフォーム上のユーザーIDから、ユーザー名が取得されます。

Mechanism(メカニズム) 使用するセキュリティ検査メカニズムを指定します。

Apple macOSでサポートされるのはTD2、LDAP、Kerberos(KRB5)、TDNEGOのみです。

Kerberos(KRB5)はWindows専用です。

有効なメカニズムの値は次のとおりです。
  • 空 - キーワードを省略した場合と同様です。
  • TD2 - 認証メカニズムとしてTeradata 2を選択します。ユーザー名とパスワードが必要です。
  • TDNEGO - ユーザーの関与なしでポリシーに基づく認証メカニズムのいずれかを自動的に選択します。
  • JWT – 認証メカニズムとしてJSON Web Token(JWT)を選択します。JWTに基づく認証メカニズムは、「token=<JWT token>」形式で指定する必要があります。<JWT token>には、実際のJWTトークンを指定します。
  • LDAP - 認証メカニズムとしてLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)が選択されます。アプリケーションからユーザー名とパスワードが提示されます。
  • KRB5 - Windowsサーバーと連係しているWindows、Unix、またはApple macOSのクライアントのKerberos(KRB5)を選択します。KRB5を使用してログオンするには、ユーザーがドメイン、ユーザー名、およびパスワードを入力する必要があります。ドメインを指定するには、ユーザー名をMyUserName@MyDomainに設定します。
  • EXTERNALBROWSER - WindowsおよびApple macOSでは、認証メカニズムとしてCloudSSOを選択します。ユーザーのIDは、外部ブラウザを使用したKeycloakまたはPingFederateログインによって取得されます。ユーザーは、ユーザー名とパスワードを入力せずにログオンします。
Parameter(パラメータ) 使用するセキュリティ検査メカニズムに必要なパラメータを入力します。

簡単なログイン サポートにより、ほとんどのログインではParameter(パラメータ)フィールドを入力する必要はありません。データベースにログオンするためにProfile=MyProfileのような追加情報の指定が必要な場合があります。この場合は、追加情報をParameter(パラメータ)フィールドで指定します。パラメータの値は、DSNの作成時に指定できます。パスワードと同様に、この値もマスクされます。

既存のパラメータの値を変更したり新しい値を入力したりするためには、Change(変更)フィールドの隣にあるParameter(パラメータ)ボタンをクリックします。新しくParameter(パラメータ)ダイアログ ボックスが開き、新しいパラメータ値を指定できます。パラメータ値がすでに存在する場合は、ダイアログ ボックスに平文で表示され、編集または置換できます。変更が済んだら、OKをクリックします。

Username(ユーザー名) デフォルト = 選択なし

ドライバのデータ ソース構成時に指定したデフォルトのユーザー名が表示されます。ここでデフォルト値を上書きできます。必要な場合は、追加情報の指定を求められます。

Username(ユーザー名)フィールドに入力すると、ODBC Driver for Teradataがそれを簡素なログオン形式に変換し、Teradataセキュリティ ライブラリ(TeraGSS)に渡します。

Password(パスワード) そのデータ ソースに構成したパスワードがあれば、それを送信します(別のパスワードが指定されていない場合)。必要な場合は、追加情報を指定するよう求められます。

パスワードフィールドに入力すると、ODBC Driver for Teradataがそれを簡素なログオン形式に変換し、Teradataセキュリティ ライブラリ(TeraGSS)に渡します。

オプショングループ ボックス
Default Database(デフォルト データベース) ユーザーに割り当てられているデフォルトのデータ領域(指定されている場合)を指定します。このパラメータを指定した場合、ユーザーはリクエストごとにテーブルの完全修飾名を指定する必要はありません。

指定されていない場合は、Vantageシステムが自動的にデフォルトのデータ領域をユーザーに割り当てるので、必要なアクセス許可とテーブルがない場合があります。

Account String(アカウント文字列) ユーザーを指定します(Vantageシステムがアカウント情報を収集している場合)。
ボタン
Change(変更) 既存のパラメータの値を変更、または新しい値を入力するには、Parameter(パラメータ)フィールドの横にあるChange(変更)をクリックします。新しいParameter(パラメータ)ダイアログ ボックスが開いて、新しいパラメータ値を指定できます。パラメータ値がすでに存在する場合は、Parameter(パラメータ)ダイアログ ボックスに平文で表示されていて、編集または置き換えることができます。変更が済んだら、OKをクリックします。
OK クリックすると、ダイアログ ボックスで行なった変更をドライバが使用できるようになります。変更は一時的なもので、保存されません。ただし、ユーザー名は例外で、そのデータ ソースに接続した最後のユーザーとして保存されます。
Cancel(キャンセル) クリックすると、ダイアログ ボックスで行なった変更がキャンセルされ、現在のドライバとデータ ソースの選択が中止されます。
Help(ヘルプ) クリックすると、このダイアログ ボックスについての詳細なヘルプが表示されます。