ドライバのロギングを有効にすると、問題をトラブルシューティングしやすくなります。ロギングは、teradata.teradataodbc.iniファイルで全ドライバに対して設定します。この設定は、対象のドライバを使用するすべての接続に適用されます。
ロギング オプションを使用すると、パフォーマンスが大きく低下します。ロギングを有効化する期間は、問題を記録するのに十分な間だけに留めてください。
- テキスト エディタでteradata.teradataodbc.ini構成ファイルを開きます。環境変数TERADATAODBCINIを設定することによって、teradata.teradataodbc.iniの代替パス名を指定できます。
- LogLevel設定を、以下のいずれかの値に設定します。
LogLevelの値 説明 0 すべてのロギングを無効化します。 1 ドライバのアボートの原因となる重大なエラー イベントを記録します。 2 ドライバの実行を継続できるエラー イベントを記録します。 3 対応しないとエラーの原因となるイベントを記録します。 4 ドライバの実行状態に関する一般情報を記録します。 5 ドライバのデバッグに役立つ詳細情報を記録します。 6 すべてのドライバ アクティビティを記録します。 - LogPathキーに、ログ ファイルの保存先になるフォルダへの完全パスを指定します。
- LogFileCountキーを、保持するログ ファイルの最大数に設定します。ログ ファイル数の上限に達すると、その後ファイルが作成されるたびに、ドライバは最も古いログ ファイルを削除します。
- LogFileSizeキーを、各ログ ファイルの最大サイズ(メガバイト単位)に設定します。最大ファイル サイズに達すると、ドライバは新しいファイルを作成してロギングを続けます。
- teradata.teradataodbc.ini構成ファイルを保存します。
- ODBCアプリケーションを再起動して、新しい設定を検証します。新しいTeradata ODBCドライバは、LogPathキーで指定した場所に以下の2つのログ ファイルを作成します。[DriverName]は、ドライバの名前になります。
- 接続に依存しないドライバ アクティビティを記録する[DriverName]_driver.logファイル。
- データベースに対して行われた接続ごとの[DriverName]_connection_[Number].logファイル。[Number]は、各ログ ファイルを識別するための番号です。このファイルには、接続に固有のドライバ アクティビティが記録されます。