ODBCドライバは、Prefer(優先)/Allow(許容)のSSLモードでのTeradata Databaseからの確定的動作をサポートしています。これにより、データベース接続に使用されるポート選択の使用率が向上します。Teradata Databaseへの接続プロセス中に、ODBCドライバは、データベースがアクティブにリッスンしているポート(HTTPSやTDMSTなど)の情報を受け取ります。この情報に基づいて、Teradata Databaseから受け取る情報について次の3つのシナリオが考えられます。
- TDMSTポートが有効でありHTTPSポートが無効であるODBCドライバ、SSLMode=AllowまたはSSLMode=Prefer
ODBCドライバは一貫してTDMSTポートに接続し、接続できなければエラーを返します。
- HTTPSポートが有効でありTDMSTポートが無効であるODBCドライバ、SSLMode=AllowまたはSSLMode=Prefer
ODBCドライバは一貫してHTTPSポートに接続し、接続できなければエラーを返します。
- TDMSTポートとHTTPSポートの両方が有効
- ODBCドライバ、SSLMode=Allow
ODBCドライバはTDMSTポートに接続するか、TDMSTポートが有効でもドライバがそのポートに接続できないことを表わすエラーを返します。
- ODBCドライバ、SSLMode=Prefer(優先)
ODBCドライバはHTTPSポートに接続するか、HTTPSポートが有効であるがドライバがそのポートに接続できないことを表わすエラーを返します。
- ODBCドライバ、SSLMode=Allow
Prefer/AllowのSSLModeでの確定的動作は、Teradata GatewayのTLS設定に依存します。現在、Teradata Gatewayに設定できるモードには"disable"、"enable"、"require"、"nolegacy"の4つがあります。この設定を確認または変更するには、次のコマンドを実行します。
- tdatcmd
- gtwcontrol -h
- gtwcontrol --TLS [disable|enable|require|nolegacy][,trace=yes|no|all]
この設定変更を反映するには、データベースの再起動が必要です。