追加ドメイン名の使用 - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-1100
Product Category
Software
Teradata Vantage
Teradataでは、Append Domain Name機能を使用しないことを強く推奨します。複数のユーザーに同じユーザー名を割り当てられるようにすることは、それらのユーザーが別々のドメインに存在するとしても、強力なセキュリティ ポリシーと両立しません。同じユーザー名を区別するためにドメイン名をすでに追加している場合は、セキュリティ強化のため、できるだけ早くそれを中止し、それらのユーザーに一意のユーザー名を割り当て直してください。
ユーザー名にドメイン名を追加すると、外部で認証されるユーザーについて、すべてのドメインですべてのログオン名が一意になります。次のようなドメイン情報を提供するメカニズムでの外部認証用に、ドメイン名を追加するようにデータベースを構成できます。
  • KRB5
  • SPNEGO

Append Domain Name機能がすでに設定されているかを確認するには、以下の手順を行ないます。

  1. Gateway Control GDO -dオプションのAppend Domain Name値を問合わせて、ユーザーを識別するためにシステムで使用される名前を調べます。
    • Append Domainをnoに設定した場合、ログオンに含まれているユーザー名が使用されます。
    • Append Domainがyesに設定されている場合、システムが使用する名前はメカニズムに従って異なります。
      • メカニズムがドメイン名を提供する場合、システムはユーザー名を使用します。
      • メカニズムがドメイン名を提供しない場合、システムはusername@domainを使用します。
  2. 現在の値を変更する場合は、次のようにgtwcontrolコマンドに対して-Fオプションで値を切り替えます。
    gtwcontrol -F

    gtwcontrolユーティリティの詳細については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>を参照してください。

  3. 対応するユーザー名がデータベースでusername@domainと定義されている場合にのみデータベースは追加ドメイン名を受け入れます。例えば、ドメイン“domain1”に属するユーザー“joe”の場合は、それと同様にユーザーを以下のように定義する必要があります。
    CREATE USER "joe@domain1" AS PERM=10000000, PASSWORD=pw1234;
    GRANT LOGON ON ALL TO "joe@domain" WITH NULL PASSWORD;
追加ドメイン名が必要なユーザーに対してのみ、この特別な形式を使用してください。