Teradata Databaseでは、XMLデータ用のXMLデータ型が提供されています。これは、Teradataでサポートされている他のSQLデータ型の場合と同じように使用できます。
XML型を使用することにより、XML検証から派生する階層情報および型情報など、XML文書の情報セットを保持するコンパクトなバイナリ形式で、Teradata DatabaseにXMLコンテンツを格納することができます。XML文書から値を抽出するだけのXMLシュレッディングとは異なり、文書の同一性が保持されます。
XML型は2GBまでのサイズのXML値を格納し、以下のようなXML処理機能をサポートします。
- XSD検証
- XPathおよびXQueryをベースとする問合わせ
- XMLコンテンツのXSLT変換
単一のXML文書を表わすものとしての使用がXML型インスタンスの一般的な用途ですが、要素、属性、さらにはアトミック値を1つの項目として複数項目のシーケンスを表わすものとして使用することも可能です。
以下のようなXML値に使用できます。
- XML文書の断片(要素、属性、テキストなどのノード)
- XMLスキーマで事前定義されている単純な型(stringやintなど)の値