ディクショナリ キャッシュ
ディクショナリ キャッシュは、SQL問合わせを処理するために最後に使用された非デモグラフィック データ ディクショナリ情報を格納するバッファです。Teradata Databaseは、最後に使用した統計およびデモグラフィック データを統計キャッシュに入れます(統計キャッシュを参照してください)。
Teradata Databaseは、権限、テーブル、列、ビュー、マクロ、トリガー、ストアド プロシージャ、および他のオブジェクトについてのデータ ディクショナリに基づく情報を使用して、SQLリクエストを、リクエストを処理するために必要なAMPステップに変換します。AMPステップについては、最適化適用ルーチンを参照してください。
キャッシュにデータ ディクショナリ情報を保持することで、次の処理をTeradata Databaseが実行するために必要なI/O操作を減らすことができます。
- データベース オブジェクト名の解釈
- オブジェクト レベルおよび行レベルのセキュリティ権限の検証
SQLリクエストによって、データ ディクショナリの内容が変更された場合には、Teradata Databaseはシステム上のすべてのPEに廃棄通知メッセージを送信し、変更された定義をそれぞれのディクショナリ キャッシュから除去するように指示します。
Teradata Databaseは、一度に1つのPEに関して、ディクショナリ キャッシュを定期的に除去します。
ディクショナリ キャッシュの現在のデフォルト サイズと最大サイズについては、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ、B035-1102>でDBS制御フィールドDictionaryCacheSizeについての資料を参照してください。