マルチフェーズ コーディネーション プロトコルは、Teradata PTオペレータの複数並列インスタンスの関数を同期化する、スケーラビリティとフレキシビリティを備えたプラットフォーム非依存の手法です。
このプロトコルは、次のオペレータのいずれかの複数のインスタンスを使用して、共通して採用されます。
- Producerオペレータ – 各インスタンスが1つのパーティションの読み取りを担当しているときに、パーティション テーブルにアクセスする場合
- Consumerオペレータ – 複数のデータベース セッションを使用してデータベースにデータ行を書き込む場合
いずれの場合も、アクセス オペレータを、それ自身の複数インスタンスをサポートするように記述する必要があります。また、このインスタンスはすべて、並列実行環境下においてコーディネートされた方法でリソースの共有、アクセス、管理を行なえるように同期化されなければなりません。
WAIT、POST、LOCK、UNLOCK、GROUP、BARRIER関数などの最も一般的なコーディネーション メソッドは、通常、プラットフォームに依存します。 そのため、これらのメソッドが異機種システム環境でアプリケーションをサポートするためには、複数のインプリメンテーションが必要になります。
これに対し、Teradata PTマルチフェーズ コーディネーション プロトコルはプラットフォームに依存しないため、Teradata PTインフラストラクチャをサポートするすべてのプラットフォームにおいて変更なしで機能します。