復元操作では、クライアントのアーカイブ ファイルから以下のいずれかに対して、データベース情報が転送されます。
- データベースDBC
- データベースSYSUDTLIB
- ユーザー データベースまたはユーザー テーブル
- 全AMP
- AMPのクラスタ
- 個々のAMP
データベースDBCのアーカイブには、Teradata Databaseの全ユーザー データベースの定義が含まれています。 したがって、データベースDBCをTeradata Databaseに復元すると、そのシステムに対してデータベースDBCアーカイブのユーザー データベースが自動的に定義されます。
データベースDBCを復元すると、データベースSYSUDTLIBも自動的に復元されます。 SYSUDTLIBには、システムで定義されたすべてのUDTの定義が含まれます。
復元されるのは、以下の情報です。
- ユーザー データベースの全AMPディクショナリ テーブル アーカイブには、データベース内の各オブジェクトのディクショナリ定義が含まれます。
- ユーザー データベースの全AMPデータ テーブル アーカイブには、データベース内の各オブジェクトのディクショナリ定義に加えてデータが含まれます。
- データベース アーカイブの全AMP復元では、アーカイブのすべてのオブジェクトが自動的に復元されます(ディクショナリ定義とデータが含まれます)。 同様に、ディクショナリ アーカイブの復元では、アーカイブのすべてのオブジェクトのディクショナリ定義が復元されますが、データは復元されません。 Teradata ARCでサポートされるオブジェクトの一覧については、データベース オブジェクトを参照してください。
- 選択パーティションの全AMP復元では、PARTITIONS WHERE条件で指定されたパーティションのみが復元されます。 ディクショナリ、クラスタ、およびジャーナルの復元処理はサポートされていません。
- 選択パーティションの復元処理は、常に既存のテーブルに対して行なわれます。また、ターゲット テーブルの定義に対する一定の変更も容認されます。詳細は、許可されたPPIテーブル上の変更を参照してください。
- 復元では、セカンダリ インデックスも更新されます。
Teradata Tools and Utilities 13.00.00以降のTeradata ARCでは、すべてのオブジェクトを個別のオブジェクトとして復元する処理がサポートされています。 Teradata ARCでサポートされるオブジェクトの一覧については、データベース オブジェクトを参照してください。