大部分の実行時パラメータは、ARCENV環境変数の中で、またはARCDFLT環境変数が指すファイルの中で、またはその両方の組み合わせにおいて、デフォルトとして設定できます。
これらの環境変数はARCMAINで認識され、ARCMAINは、ARCENVの内容を内部的にロードするか、または実行時パラメータの作成時にデフォルト ファイルをロードします。 パラメータが別の場所で複数回指定されている場合、上書きの優先順位は以下のようになります。
- ARCENVXで設定されたパラメータ
- コマンド行で実際に指定された実行時パラメータ
- ARCENVで設定されたパラメータ
- ARCDFLTが指しているデフォルト ファイルで設定されたパラメータ
例えば、すべての人に、CATALOGなどの特定実行時パラメータを使用させるには、そのパラメータを含むネットワーク デフォルト ファイルを作成し、ARCDFLTでそのファイルを指定します。
ローカル デフォルト、またはIOMODULEなどの頻繁に使用されるパラメータは、ARCENVで設定して、ネットワーク デフォルト ファイルで設定されたパラメータを上書きできます。 コマンド行のパラメータは、ARCENVで設定されているパラメータを上書きします。ARCENVXで設定されたパラメータは、コマンド行の実際の実行時パラメータを上書きします。