マルチストリーム機能の使用時には、データベースDBCはシングルストリーム ジョブとしてしかアーカイブできません。 ジョブの特性を指定する際には、シングルストリーム オプションのみが使用可能になります。 アーカイブの対象として複数のストリームを指定すると、次のようなエラー メッセージが表示され、ジョブは終了します。
ARC0001:SHDUMP.DMPHASE1: DBC archive with Multi-Stream is not allowed
このような制約があるために、マルチストリーム アーカイブにデータベースDBCが含まれている場合は、アーカイブを2つの別々のジョブに分割する必要があります。 分割することにより、複数の並列ストリームの使用時でもパフォーマンスの改善を維持できます。
- シングルストリーム ジョブとしてのデータベースDBCのアーカイブ:
LOGON DBC,DBC; ARCHIVE DATA TABLES (DBC), RELEASE LOCK, FILE=ARCHIVE; LOGOFF;
- マルチストリーム ジョブとしてのユーザー データのアーカイブ:
LOGON DBC,DBC; ARCHIVE DATA TABLES (DBC) ALL, EXCLUDE (DBC), RELEASE LOCK, FILE=ARCHIVE; LOGOFF;
マルチストリームが必要ではない場合(パフォーマンスが問題ではない場合など)には、アーカイブ ジョブ全体を1つのシングルストリーム アーカイブ ジョブとして実行できます。
LOGON DBC,DBC; ARCHIVE DATA TABLES (DBC) ALL, RELEASE LOCK, FILE=ARCHIVE; LOGOFF;
データベースDBCが含まれ、14.00よりも前のバージョンのTeradata ARCで作成されたマルチストリーム アーカイブは、シングルストリーム アーカイブとして再実行する必要があります。