(マルチバイト文字を含む)特定の文字セットに対し、Teradata ARCでは、オブジェクト名の一部としてローマ字以外の文字を使用できます。 オブジェクト名とは、Teradata ARC文中のデータベース名、テーブル名、ユーザー名、パスワードまたはチェックポイント名です。 オブジェクト名は、30文字以内でなければなりません。
Teradata ARCは、16進表記によるオブジェクト名の入力および表示もサポートしています。 Teradata Databaseは、16進形式のオブジェクトの格納および表示機能を実現することにより、異なるタイプのプラットフォーム間でのオブジェクト名のアーカイブと復元を可能にしています。 オブジェクト名でローマ字以外の文字を使用する方法の詳細については、<SQL基礎、B035-1141>を参照してください。
例えば、UNIXプラットフォーム上で作成されたデータベースをIBMメインフレームからアーカイブする場合には、UNIX EUC文字セットをIBMメインフレーム上で指定しないでください。 代わりに、データベース名は、Teradata Databaseによって解釈される内部16進数形式で指定する必要があります。
Teradata ARCでは、オブジェクト名を次の形式のいずれかで指定できます。
- 引用符なし。 例えば、データベースDBCの場合は次のようになります。
DBC
- 引用符あり。 例えば、データベースDBCの場合は次のようになります。
“DBC”
- 外部16進数
X’<object name in external hexadecimal format>’
これは、指定した16進数の文字列がクライアント(外部)形式の名前を表わしていることを示しています。 例えば、データベースDBCの場合は次のようになります。
X’C4C2C3’
- 内部16進数
’<object name in internal hexadecimal format>’XN
これは、指定した16進数の文字列がTeradata Database内部形式の名前を表わしていることを示しています。 例えば、データベースDBCの場合は次のようになります。
’444243’XN
Teradata ARC文には、どのようなオブジェクト名の表記法でも組み合わせて含めることができます。 例えば、次の16進表記はオブジェクト名として有効です。
’4142’XN.TABLEONE