MAPS対応システム(TD 16.10以降)でTeradata ARCを実行する場合、Teradata ARCは連続ハッシュマップ(全AMP連続MAP)に含まれるオブジェクトのみをアーカイブ/復元できます。
アーカイブ中に、全AMP連続MAPにないオブジェクトをTeradata ARCがアーカイブしようとすると、DBSは9028エラーを返し、Teradata ARCがアーカイブ ジョブをアボートする原因になります。
*** Failure 9028:Legacy BAR job does not support sparse maps or contiguous maps that are not on all ampsアーカイブ ジョブを正常に再実行するには、まず9028エラーが発生したオブジェクトをアーカイブ ジョブから削除する必要があります。データベースレベルのアーカイブ ジョブでは、ARCHIVE文のEXCLUDE TABLES句を使用して、アーカイブ操作からオブジェクトを削除できます。
archive data tables (DB1) (exclude tables (t1)), release lock, file=archive;
データベースに全AMP連続マップに属さない複数のオブジェクトが含まれる場合、データベースが正常にアーカイブされるように、事前に各オブジェクトを除外する必要があります。
全AMP連続MAPに属さないすべてのオブジェクトを検索するには、次のSQLクエリーを使用します。
select d1.DatabaseName, t1.TvmName (NAMED TableName) from dbc.BAR_Databases2V d1, dbc.BAR_Tables2V t1, dbc.BAR_MapsV m1, dbc.BAR_MapsV m2 where ((d1.DatabaseId = t1.DatabaseId) and (m1.MapNo = t1.MapNo) and (m2.MapNo = 1 and (m1.ContiguousStartAmp <> m2.ContiguousStartAmp or m1.NumberOfAmps <> m2.NumberOfAmps))) order by 1,2;
BTEQを使用して上記のクエリーを実行する場合は、クエリーの前に.sidetitles onを入力して、より読みやすい形式で出力を生成します。
復元またはコピー中は、全AMP連続MAPマップからアーカイブされたオブジェクトのみを復元またはコピーできます。復元/コピーしたこれらのオブジェクトは、全AMP連続MAPに従ってDBSに置かれます。これは別のマップを要求するオプションがないためです。
データベースレベルの復元/コピーを実行するとき、ターゲット データベースに全AMP連続MAPに属さないオブジェクトが含まれており、マップ定義を変更したくない場合は、それらのオブジェクトのRESTORE文/COPY文にEXCLUDE TABLES句を追加します。
restore data tables (DB1) (exclude tables (t1)), release lock, file=archive;
EXCLUDE TABLES句を使用して、復元/コピー操作を開始する前にターゲット データベース内の指定されたオブジェクトを変更しないように、DBSに指示します。ターゲット データベースにある全AMP連続MAPに属さないすべてのオブジェクトを検索するには、上記のSQLクエリーを使用します。