オンライン アーカイブは、テーブルの更新、挿入、削除操作と同時にローのアーカイブを行なうプロセスです。 テーブルまたはデータベースでオンライン アーカイブが開始されると、Teradata ARCは、指定されたテーブルのログまたは指定されたデータベースのテーブルごとに別々のログを作成します。 LOGGING ONLINE ARCHIVE OFFは、オンライン アーカイブを終了します。 テーブルの変更がすべて入っているログは、アーカイブ プロセスの一部としてアーカイブされます。 テーブルを復元またはコピーする場合、テーブルのログに記録された変更を使用して、テーブルの変更をロールバックします。 つまり、テーブルは、そのテーブルでオンライン アーカイブ ロギングを開始した時に作成されたポイントまでロールバックされます。
LOGGING ONLINE ARCHIVE OFFは、アーカイブ プロセスの完了後に使用します。ただし、OVERRIDEオプションを使用する場合を除きます。 OVERRIDEオプションを指定した場合には、テーブルがアーカイブされている途中であっても、ロギングが停止します。 このオプションは、データベース自体ではなく、データベースのディクショナリ行のみをアーカイブする場合に有用です。
LOGGING ONLINE ARCHIVE OFFは、アーカイブの完了直後またはアーカイブの途中であるテーブルやデータベースに対するオンライン アーカイブ ロギングを、明示的に終了します。 オンライン アーカイブ ロギング処理を終了すると、変更行のロギングが停止し、ログが削除されます。
テーブルのアーカイブ後にテーブルのオンライン アーカイブ ロギング処理を終了しない場合、ロギングが継続し、CPUサイクルや固定領域などのシステム リソースが消費されます。 いずれ、固定領域がすべて使用されTeradata Databaseのクラッシュを引き起こす可能性があります。
アーカイブの完了後またはTeradata ARCの正常/異常終了のためにいずれかのテーブルでオンライン ロギングがまだ有効になっている場合は、警告メッセージが表示され、1つまたは複数のテーブルでオンライン ロギングがまだ有効になっていることが示されます。詳細については、オンライン アーカイブのセクションを参照してください。
例1: LOGGING ONLINE ARCHIVE OFF
この例は、Table1のオンライン アーカイブ ロギングを停止します。
LOGGING ONLINE ARCHIVE OFF FOR (DatabaseA.Table1);
例2: LOGGING ONLINE ARCHIVE OFF
この例は、DatabaseAのすべてのテーブルのオンライン アーカイブ ロギングを停止します。
LOGGING ONLINE ARCHIVE OFF FOR (DatabaseA);
例3: LOGGING ONLINE ARCHIVE OFF
この例では、DatabaseA自体ではなく、このデータベースのディクショナリ行のみがアーカイブされます。
LOGGING ONLINE ARCHIVE ON FOR (DatabaseA); ARCHIVE DICTIONARY TABLES (DatabaseA), RELEASE LOCK, FILE=ARCHIVE; LOGGING ONLINE ARCHIVE OFF FOR (DatabaseA), OVERRIDE;