SLES 11では、パーティションのワークロードにリソースを割り当てることで、仮想パーティションを構成できます。リソースは、計画済の環境それぞれに対して別に割り当てることができます。リソースの消費量は、システムのアクティビティに基づくので、設定した割り当てとは異なることがあります。管理メソッドへのリソースの割り当ては、以下のように行ないます。
- 戦術的
- 戦術的ワークロードは、すべての使用可能なリソースにアクセスできます。SLES 11で戦術的なワークロードを作成すると、戦術的例外が自動的に作成されます。
- SLG層
- SLG層ワークロードは、戦術的要求が満たされた後の残りのリソースにアクセスできます。複数のSLG層が存在する場合、リソースはまず層1から割り当てられます。各層のワークロードがリソースを消費し、残りのリソースを下方の次の層へ渡します。
十分な領域が割り当てられた層に移動されるワークロードには、層の最小リソース(5%)を受け取ります。リソースは、最大の割り当て領域が設定された層のワークロードから取得されます。
- タイムシェア
- タイムシェア ワークロードは、戦術的およびSLGのリソース要求が満たされた後の残りのリソースにアクセスできます。
- トップクエリーには、低アクセス レベルの8倍のアクセス速度が設定されます。
- 高速クエリーには、低アクセス レベルの4倍のアクセス速度が設定されます。
- 中速クエリーには、低アクセス レベルの2倍のアクセス速度が設定されます。
- 低速クエリーには、タイムシェア メソッドで最低のアクセス速度が設定されます。