割り当てグルプ - Teradata Viewpoint - Teradata Workload Management

Teradata® Viewpoint ユーザー ガイド

Product
Teradata Viewpoint
Teradata Workload Management
Release Number
16.50
16.20
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2021-08-17
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B035-2206
Product Category
Analytical Ecosystem

SLES 10では、Priority Schedulerで実施プライオリティと割り当てグループを使用してリソースを管理します。割り当てグループとは、実施プライオリティ(EP)を共有するワークロードのグループのことです。AGは、EPにより割り当てられたウェイトに基づいてCPUリソースに対するアクセスを管理します。EPとは、ワークロード内で実行されるクエリーにウェイトを割り当てるために与えられるラベルです。各AGは、それぞれに関連付けられた最初のワークロードのEPを取得します。その後、同じEPを持つワークロードのみがこのAGに関連付けられます。その結果、各AGは同じEPを共有する1つ以上のワークロードの集合となります。複数のAGで同じEPを使用できます。AGは、リソース パーティションにグループ化して、管理することができます。デフォルトの割り当てグループをはじめ、ユーザーが作成するいずれのグループもリソース パーティションに割り当てることができます。

SLES10の場合、TeradataDatabaseではL(低)、M(中)、H(高)、およびR(ラッシュ)というデフォルトの割り当てグループおよび次のEPを使用します。
  • 戦術的クエリーは、定義済みの目標サービス レベルを持つ短い重要なクエリーです。これらは通常、ノード当たり1 CPU秒未満を消費する単一または少数のAMPクエリーまたはすべてのAMPクエリーです。
  • 優先順位クエリーは重要で、他のほとんどの作業より優先順位が高くなっています。
  • 標準クエリーは、システムで実行される平均的な優先順位の作業です。
  • バックグラウンド クエリーは応答時間要件のない作業に対して実行されます。

ワークロードのマッピング タブにある図を使用してデフォルトのマッピングを変更することができます。ここでは、ワークロードをその他の割り当てグループに再割り当てして、割り当てグループをその他のリソース パーティションに再割り当てできます。ワークロードを含む割り当てグループは削除できません。

戦術的(Tactical)リソース パーティション(RP)の内外にドラッグする割り当てグループ(AG)に十分注意してください。割り当てグループ(AG)で実行しているクエリーに対して使用可能なCPU量に重大な影響を及ぼす可能性があるためです。戦術的(Tactical)リソース パーティション(RP)は、通常、他のリソース パーティション(RP)よりもはるかに高いウェイトを持ちます。時間がかかり、リソースを多用するクエリーを含む割り当てグループ(AG)を戦術的(Tactical)なリソース パーティション(RP)に移動する場合、これらのクエリーは使用可能CPUを大量に消費してしまい、他のリソース パーティション(RP)でのクエリーの実行に影響を与えることがあります。戦術的(Tactical)割り当てグループ(AG)を戦術的(Tactical)リソース パーティション(RP)外に移動する場合、戦術的(Tactical)な割り当てグループ(AG)で実行されているクエリーは低い優先順位を割り当てられ、応答時間目標を達成できない可能性があります。