スロットルはTeradata Asterシステムで一度に実行されるクエリー数を制限します。
スロットルを作成するときに述語を指定します。述語には有効なSQL WHERE句を指定する必要があります。既存のUDF、SQL演算子、ワークロードの管理属性、およびANDやORの組み合わせを使用できます。
同時並行性の上限を設定するには、特定の時点で実行できる、述語を照合するクエリーの最大数を指定します。各クエリーはシステムへの適用が許可される前に、すべての述語に合格する必要があります。この制限に達した後に実行依頼されたクエリーは実行待ちになります。スロットルは、<Teradata Aster® Databaseユーザー ガイド>では受け付け制限と記述されています。
以下に基づいてクエリーを制限するスロットルを作成できます。
- クライアントが接続されている特定のデータベース。
- 管理者ロールが許可されているユーザーなど、現在のユーザーがメンバーとなっている一連のデータベース ロール。
- SELECT、DROP、EXPLAIN、REVOKE、SHOWなどのステートメント タイプ。
- 経過時間。例えば、グループに属しているユーザーが特定のステートメントを30分以上実行している場合に、このステートメントを制限します。
グローバルなスロットルは、クエリーの属性に関係なく、同時クエリーの最大数を指定された値に制限します。実行中のクエリー数が設定された値に達した場合は、新しいクエリーが実行待ちになります。グローバル スロットル制限に達していない場合は、通常のスロットル設定によって、クエリーがシステムに適用されるかどうか、および適用される時期が判別されます。グローバルなスロットルは、<Teradata Aster® Databaseユーザー ガイド>ではグローバルな受け付けしきい値と記述されています。