ANSI/ISOテンポラル テーブルと構文のTeradata Databaseの実装は、以下の非ANSI規格機能を含むように拡張されています。
- ANSI/ISO規格の場合、テンポラル テーブルにおいて最大で2つの派生期間列(1つは有効時間、もう1つはシステム時間)しか許可されません。Teradata DatabaseのANSIテンポラル テーブルは、3つ以上の派生期間列を持つことができます。
- ANSI/ISO規格では、system-timeテーブルで問合わせを行なうためのCONTAINED IN修飾子が定義されていません。CONTAINED IN修飾子は、Teradata DatabaseにおけるANSI system-timeテーブルの問合わせに使用できます。CONTAINED INの詳細については、ANSI System-Timeテーブルの問合わせを参照してください。
- ANSI/ISO規格では、valid-timeテーブルで問合わせを行なうための特殊テンポラル修飾子が定義されていません。Teradata DatabaseのANSIテンポラルvalid-timeテーブルは、システムのバージョンが設定されているANSI system-timeテーブルの問合わせに使用できるのと同じテンポラル修飾子(AS OF、BETWEEN..AND、FROM...TO、およびCONTAINED IN)を使用して問合わせを行なうことができます。
- valid-timeテーブルを作成するためのANSI/ISO規格では、[AS] VALIDTIME列属性が必要なく、サポートされていません。Teradata DatabaseのANSIテンポラルvalid-timeテーブルでは、テーブル定義の列指定の一部として[AS] VALIDTIMEが必要です。
- ANSI/ISO規格では、テンポラル テーブルのANSI/ISO規格がリリースされる前に開発されたテンポラル テーブルのTeradata独自実装で使用されるテンポラル修飾子や制約がサポートされていません。Teradataの独自テンポラル テーブルで使用されるテンポラル修飾子や制約は、ANSIテンポラル テーブルのTeradata Database実装で使用できます。これらの制約と修飾子の詳細については、テンポラル テーブル サポートを参照してください。