FNC_GetStructuredResultLobAttributeByNdx - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - SQL外部ルーチン プログラミング

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-1147
Product Category
Software
Teradata Vantage

UDFまたはUDMの戻り値であると定義されているか、または外部ストアド プロシージャに対するINOUTまたはOUTパラメータであると定義されている、STRUCTURED型のLOB属性のロケータを戻します。

構文

void
FNC_GetStructuredResultLobAttributeByNdx ( UDT_HANDLE udtHandle,
                                           int *attributeIndex,
                                           LOB_RESULT_LOCATOR *object )

構文要素

udtHandle
以下のいずれかとして定義されているSTRUCTURED型UDTへのハンドル。
  • UDFまたはUDMの戻り値、あるいは外部ストアド プロシージャに対するINOUTまたはOUTパラメータ。
  • UDFまたはUDMのSTRUCTURED型UDT戻り値のネストされた属性、あるいは外部ストアド プロシージャに対するINOUTまたはOUTパラメータ。
attributeIndex
UDT内のネストされていないLOB属性のインデックス。

値の範囲は0からi-1です。0はUDTの最初の属性のインデックスであり、iはUDTの最上位レベルの属性の数です。

例えば、次の2つの属性を持つ、passportUDTと呼ばれるSTRUCTURED型UDTがあるとします。最初の属性は、IDと呼ばれるINTEGER属性であり、2番目の属性はphotoと呼ばれるLOB属性です。photo属性のロケータを取得するには、インデックス1を使用します。

object
LOB属性のLOBロケータを指すポインタ。

使用上の注意

FNC_GetStructuredResultLobAttributeByNdxを使用すると、LOB型を表わすDISTINCT型属性のLOBロケータを取得することができます。

STRUCTURED型の属性のLOBロケータを取得した後、FNC_LobOpenなどのLOBアクセス関数を使用して、データを付加します。

デフォルトでは、外部ルーチンから戻されたSTRUCTURED型UDTの場合、そのすべての属性(STRUCTURED型UDTである属性を除く)は、NULLに設定されています。外部ルーチンが、STRUCTURED型のLOB属性に対して何もデータを付加しないと、その属性はNULLのままになります。

パラメータ スタイルSQLを使用する外部ルーチンの場合に、結果標識引数を-1に設定すると、LOB属性に付加されたデータはすべて破棄されます。結果標識引数を-1に設定しない場合、LOB属性にデータを付加した外部ルーチンにおいて、LOB属性を元のNULLにリセットすることはできません。

LOBに何もデータを付加しない場合、外部ストアド プロシージャへのINOUTパラメータであると定義されているSTRUCTURED型のLOB属性は、その入力バージョンがそのまま保たれます。

CLIv2を使用してSQLを実行する外部ストアド プロシージャは、未処理のCLIv2リクエストが完了するまで、この関数を呼び出すことはできません。

UDFまたはUDMの戻り値であると定義されているか、あるいは外部ストアド プロシージャに対するINOUTまたはOUTパラメータであると定義されている、STRUCTURED型UDTのネストされたLOB属性のロケータを取得するには、以下のようにします。

  1. FNC_GetStructuredAttributeByNdxを呼び出して、ターゲット属性へのパス内の次のSTRUCTURED型UDT属性のUDTハンドルを取得します。

    このステップを繰り返し、udtHandle引数として新しく取得したUDTハンドルでnを-2回渡します。nは、ターゲット属性のネスト レベルです。

  2. FNC_GetStructuredResultLobAttributeByNdxを呼び出し、ターゲットLOB属性を含むSTRUCTURED型UDT属性のUDTハンドルで渡します。

FNC_GetStructuredResultLobAttributeByNdxの使用例

void document_t_lowerCase( UDT_HANDLE *documentUdt,
                           UDT_HANDLE *resultDocumentUdt,
                           char        sqlstate[6])
{
    LOB_RESULT_LOCATOR resultDocLoc;

    /* Get a LOB_RESULT_LOCATOR for the result doc attribute. */
    FNC_GetStructuredResultLobAttributeByNdx(*resultDocumentUdt, 0,                                             &resultDocLoc);