入力引数のいずれかにNULLキーワードが使用された場合の動作は、CREATE FUNCTION文のRETURNS NULL ON NULL INPUTオプションとCALLED ON NULL INPUTオプションによって決まります。
入力引数がNULLキーワードの場合に、対応するCREATE FUNCTION文の指定内容 | パラメータ スタイル | 結果 |
---|---|---|
RETURNS NULL ON NULL INPUT | SQL または TD_GENERAL | 関数は評価されず、結果は常にNULLになります。 |
CALLED ON NULL INPUT | SQL | 該当するインジケータをNULL標識に設定して関数が呼び出されます。 |
TD_GENERAL | エラーが報告されます。 |
テーブル関数の場合、パラメータ スタイルは常にSQLです。
CREATE FUNCTION文にRETURNS NULL ON NULL INPUTもCALLED ON NULL INPUTも指定されていない場合のデフォルトは、CALLED ON NULL INPUTです。
リテラル引数としてのNULLは、任意のデータ型のパラメータと互換性があります。例えば、以下のスカラー関数があるとします。
CREATE FUNCTION sales( p1 INTEGER, p2 DECIMAL(2,0), p3 VARCHAR(20) ) RETURNS INTEGER LANGUAGE C NO SQL PARAMETER STYLE SQL EXTERNAL;
以下のようにNULLキーワードは任意の関数引数として渡すことができ、いずれも正常に動作します。
SELECT sales(3, NULL, 'UPD PRD-3011'); SELECT sales(NULL, NULL, NULL);
呼び出す関数をVantageが明確に識別できない場合、オーバーロード関数の引数としてNULLキーワードを渡すと、エラーが発生することがあります。詳細は、オーバーロード関数の呼び出しを参照してください。