使用上の注意 - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - データ ディクショナリ

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.05
Published
2021年1月
Language
日本語
Last Update
2021-03-31
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B035-1092
Product Category
Software
Teradata Vantage

データベース クエリー ログ(DBQL)テーブルは、クエリーの動作を追跡します。 QryLogVビューの各行には、クエリーに関するデフォルトのDBQL情報が含まれています。

デフォルト行

デフォルト行のフィールドには、パフォーマンスに影響しているクエリーの調査に適した、一般的なクエリー情報が示されます。オプションが1つも指定されない場合、デフォルト行には以下のものが含まれます。
  • ログ対象となっているセッションを開始したユーザーのIDと名前
  • プロセス、セッション、およびホスト(クライアント)接続に関する固有ID
  • 問合わせ完了時点における(適切に拡張された)アカウント文字列
  • 問合わせSQL文の最初の200文字
  • CPUと入出力統計
  • 問合わせの終了時に最新のデフォルトのデータベース名

FlexThrottle

Flex Throttleはシステムをフル活用できるように自動的にスロットルを解放し、これらのリソースを活用するようにTDWM遅延キューから作業を解放します。Flex Throttle機能によりリクエストが解放された場合、この列は、'T'に設定されます。それ以外の場合、列はNULLです。

InternalRequestNum

内部リクエスト番号。

ストアド プロシージャにあるコマンド以外のコマンドの場合、内部リクエスト番号とRequestNumフィールドの番号は同じになります。 セッション内で開始されるストアド プロシージャの場合、内部リクエスト番号はストアド プロシージャが行なうすべてのリクエストに関して1ずつ大きくなります。 これは、RequestNumがCALLのリクエスト数になり、InternalRequestNumの値はセッションで発行される他のすべての問合わせについて増え続けることを意味します。

LogonSource

LogonSource列の代替列(利用可能な場合)を使用することを推奨します。LogonSourceで推奨される列の詳細については、LogonSource列フィールドおよび例を参照してください。

MaxAMPSpool

DBQL CPU/IO収集アルゴリズム3を使用している場合、MaxAMPSpoolは、このステップのAMPの最大ピーク スプール使用量です。その他のアルゴリズムでは、MaxAMPSpoolは、ステップ終了時のAMPの最も高いスプール使用量です。

MinAMPSpool

DBQL CPU/IO収集アルゴリズム3を使用している場合、MinAMPSpoolは、このステップのAMPの最小ピーク スプール使用量です。その他のアルゴリズムでは、MinAMPSpoolは、ステップ末尾でのAMPの最も低いスプール使用量です。

SessionTemporalQualifier

DMLリクエストまたはSELECTリクエストがテンポラルテーブルを参照するときに、テンポラル修飾子を省略した場合、システムはセッション テンポラル修飾子の値を使用します。これは、問合わせが記録されるときの事実上のセッション テンポラル修飾子になります。

例えば、セッション テンポラル修飾子がANSIテンポラル テーブルのANSIQUALIFIERに設定されている場合、この列はANSIQUALIFIER値を使用します。

セッション テンポラル修飾子の詳細については、<Teradata Vantage™ テンポラル テーブル サポート 、B035-1182>と<Teradata Vantage™ ANSIテンポラル テーブル サポート 、B035-1186>を参照してください。

CacheFlagの可能値

この列は、クエリーがリクエスト キャッシュにない場合は空白です。 可能値は、以下のとおりです。

説明
T クエリー実行プランが汎用でリクエスト キャッシュにあります。
S クエリー計画が固有です(静的計画か動的計画のいずれか)。
G クエリー計画が汎用でリクエスト キャッシュにないものの、同じクエリーの後続の実行でキャッシュされる候補です。
A

Specific Alwaysが指定されている場合。つまり、リクエストの構文解析中に各問合わせのUSING値が調べられます。最適化ルーチンは、結果のフィードバックで動的計画を選択する場合があります。

D リクエスト キャッシュからの汎用計画は、リクエストの実行に使用されます。
P リクエストは、リテラル値をピーク処理して計画を生成するために解析されます。
N リクエストが解析され、リテラル値(汎用計画)をピーク操作しないで計画を生成します。
I PRCEインフラストラクチャは、特定の計画が常に優れていることを決定しており、このリクエストは、リテラル機能の動的パラメトリゼーションのために不適格です。

特定のプランおよび汎用プランの詳細については、<Teradata Vantage™ SQLリクエストおよびトランザクション処理、B035-1142>の「データ パーセル内のパラメータ化された値のピーク操作」を参照してください。

CPUDecayLevelの可能値

説明
0 リクエストがデフォルトの優先順位で実行していることを示します。
1 優先順位レベルが下げられたため、リソース割り当てが半減されたことを示します。
2 優先順位レベルがさらに下げられたため、リソース割り当てがさらに半減されたことを示します。これ以上の減少はありません。

DataCollectAlgの可能値

説明
1 クラシック アルゴリズムをステップ調整して使用します。
2 AMPアルゴリズム2を使用します(診断のみ)。
3 AMPアルゴリズム3を使用します(アボートされたステップおよび並列ステップの情報を含める)。

IODecayLevelの可能値

説明
0 リクエストがデフォルトの優先順位で実行していることを示します。
1 優先順位レベルが下げられたため、リソース割り当てが半減されたことを示します。
2 優先順位レベルがさらに下げられたため、リソース割り当てがさらに半減されたことを示します。これ以上の減少はありません。

LockLevelの可能値

Locklevelは、このリクエストに関連付けられたロックの最大ロック レベルです。明示的なトランザクションの場合、LockLevelはトランザクションのロック レベルです。LockLevelには行ハッシュ ロックは含まれません。可能なLockLevel値:

  • NOLOCK
  • ACCESS
  • READ
  • WRITE
  • EXCLUSIVE
  • UNKNOWN

QueryBandの可能値

説明
T トランザクションのクエリー バンド ペア。
S セッションのクエリー バンド ペア。
P プロファイルのクエリー バンド ペア。

QueryRedrivenの可能値

説明
E 構文解析プログラムの内部エラーによりリクエストは再解析されました。
M 構文解析プログラムの内部メモリ制限によりリクエストは再解析されました。
R リクエストはデータベースの再始動によって再ドライブされました。
N リクエストが再ドライブまたは再解析されませんでした。

RedriveKindの可能値

説明
' ' 再ドライブに参加していません。
MN フォールバック スプールなしのメモリ ベースの保護。
MF フォールバック スプールありのメモリ ベースの保護。
DN フォールバック スプールなしのディクショナリ ベースの保護。
DF フォールバック スプールありのディクショナリ ベースの保護。

RequestModeの可能値

説明
P Prep: 準備モード(P)
E Exec: 実行モード(E)
B Both: 準備および実行モード(B)
S PrepS: 準備、パラメータ化SQLをサポート(S)

StatementGroupの可能値

リクエスト内にDDL文がある場合、StatementGroupはそのタイプを報告します。

  • DDL ALTER
  • DDL CREATE
  • DDL GRANT

リクエスト内にDML文が1つしかない場合や、すべて同じタイプのDML文が複数ある場合には、StatementGroupはそのタイプを示します。例えば、リクエスト内に3つのDELETE文がある場合、StatementGroupは以下を報告します。

DML DELETE

同様に、単独または複数のINSERT、INSERT/SELECT、UPDATE、MERGE INTO、またはSELECT文を使用したリクエストの場合、StatementGroupは次のように報告します。

  • DML INSERT
  • DML INSERT/SELECT
  • DML UPDATE
  • DML MERGEINTO
  • SELECT

異なるタイプのDML文がある複文リクエストの場合、リクエスト内のタイプごとに文の数を示したリストが表示されます。例えば、1つのInsert文と2つのUpdate文があるリクエストに対しては、次のように表示されます。

DML Del=0 Ins=1 InsSel=0 Upd=2 Sel=0 MergeInto=0

ThrottleBypassedの可能値

ThrottleBypassedは、アクティブ リクエストがThrottleBypassルールセット属性によってのみアクティブかどうかを示します。この属性は、リクエストがあるセッションにアクセス レベルより高いオブジェクト ロックがある場合、スロットルの制限を上書きします。可能値は、以下のとおりです。

説明
0 ThrottleBypassルール セット属性が設定されません。
1 ThrottleBypassルール セット属性が設定されます。

TTGranularityの可能値

説明
LOGICALROW 行は、AMPによって行が処理された時刻でタイムスタンプが設定されます。
REQUEST 行は、リクエストが実行された時刻でタイムスタンプが設定されます。
TRANSACTION 行は、テンポラル テーブルに対して最初にロックされていない参照を実行したときの時刻、またはトランザクションでビルトイン関数TEMPORAL_TIMESTAMPに最初にアクセスしたときの時刻にタイムスタンプが設定されます。

UtilityInfoAvailableの可能値

UtilityInfoAvailableは、SQLリクエストにDBQLUtilityTblで利用可能なユーティリティ情報があるかどうかを示します。可能値は、以下のとおりです。

説明
Y SQLリクエストには、DBQLUtilityTblテーブルに記録された(例えば、DSAまたはロードまたはエクスポート ユーティリティの制御SQLセッションからの)ユーティリティ情報があります。
N SQLリクエストには、DBQLUtilityTblテーブルに記録されたユーティリティ情報はありません。