初めて同期サービスを開始する場合は、事前にアクティブ リポジトリとスタンバイ リポジトリを同期させておく必要があります。同期していないと、アクティブ モードへの切り替え後、スタンバイが正常に機能しなくなる場合があります。
同期サービスを有効にした場合は、顧客のポート25368がData Mover TMSで開いていることを確認します。
ファイルパス内のnn.nnは、Data Moverのメジャーおよびマイナーのバージョン番号を指します。
- 元のアクティブ サーバーの現在の構成設定を確認します。/opt/teradata/client/nn.nn/datamover/failover/dmcluster status自動フェールオーバーが構成されていない場合は、例外が返されます。
- フェールオーバーが前もってシステムに対して構成されていた場合、アクティブおよびスタンバイ モニタリング システムでモニタリング サービスを停止します。/opt/teradata/client/nn.nn/datamover/failover/dmcluster stopmonitor
- 実行しているジョブをチェックします。datamove list_jobs -status_mode r実行中のジョブが完了するまで待ちます。実行中のジョブを停止し、クリーンアップを実行することもできます。datamove stop -job_name [job-name]datamove cleanup -job_name [job-name]
- スタンバイ システムで同期システムをシャット ダウンします。/opt/teradata/datamover/sync/nn.nn/dmsync stop
- アクティブ システムで同期システムをシャット ダウンします。/opt/teradata/datamover/sync/nn.nn/dmsync stop
- スタンバイ システムで実行されているデーモンをシャット ダウンします。/etc/init.d/dmdaemon stop
- アクティブなリポジトリのbteqにログオンし、dmAuditlogテーブルに行がないことを確認します。datamover.dmauditlog;からSQL 'select count *を実行してください。行数が0より大きい場合は、SQL DELETE FROM datamover.dmauditlog;を実行して行を削除します。
- アクティブ システムでData Moverサービスを開始し、サービスが開始するまで2分間待ちます。/etc/init.d/tdactivemq start/etc/init.d/dmagent start/etc/init.d/dmdaemon start
- アクティブ リポジトリをバックアップします。datamove backup_daemonスクリプト ファイルのフォルダが/var/opt/teradata/datamover/daemon_backupディレクトリ内に生成されます。Triggers.sqlが生成されたら、backup_script.outputとBackupTriggers.outにエラーがないかを確認します。処理が完了したことを確認するには、ls -alコマンドを順番に実行して、ファイル サイズが変更されているかを確認します。
- 次の例のように、フォルダをアクティブからスタンバイ システムにコピーします。scp -r /var/opt/teradata/datamover/daemon_backup_2016-07-05_13.22.41 secondary_system:/var/opt/teradata/datamover/daemon_backup/
- アクティブ システムでデーモン サービスをシャット ダウンします。/etc/init.d/dmdaemon stop
- スタンバイ システムでData Moverサービスを開始し、サービスが開始するまで2分間待ちます。/etc/init.d/tdactivemq start/etc/init.d/dmagent start/etc/init.d/dmdaemon start
- 次の例のように、dmuserにコピーされたフォルダとファイルの所有者を変更します。chown dmuser /var/opt/teradata/daemon_backupchown dmuser /var/opt/teradata/daemon_backup_2016_07-05_13.22.41chown dmuser /var/opt/teradata/daemon_backup_2016_07-05_13.22.41/*
- 次の例に示すように、755にコピーされたファイルとフォルダの権限を変更します。chmod 755 /var/opt/teradata/daemon_backupchmod 755 /var/opt/teradata/daemon_backup_2016_07-05_13.22.41chmod 755 /var/opt/teradata/daemon_backup_2016_07-05_13.22.41/*
- 次の例に示すように、restore_daemonコマンドを実行して、アクティブ システムのリポジトリのデータをスタンバイ システムのリポジトリにインポートします。datamove restore_daemon -backup_target_dir /var/opt/teradata/datamover/daemon_backup/dm_myhostname_16.20.23.00_2016-07-05_13.22.41ls -alコマンドを使用して、このディレクトリ内のファイル サイズが変化しているか、新しいファイルが引き続き作成されているかを確認します。エラーの有無を確認するには、temp*.outコマンドとrestore_script.outputコマンドを使用します。
- 以前に同期システムによって生成されたファイルがあるかどうか確認し、ある場合はアクティブ システムとすべてのスタンバイ システム内から削除します。これらのファイルは、sync.propertiesファイルのsql.log.directoryプロパティで指定されたパスの下に作成されます。cd /var/opt/teradata/datamover/logs/rm dmSyncMaster.jsonrm slave_*.lastreadrm dmSyncSlave.jsonrm slave_*.lastExecuted
- スタンバイ システムでデーモンおよびActiveMQをシャット ダウンします。/etc/init.d/dmdaemon stop/etc/init.d/tdactivemq stop
- Remove the auditLogPosition.txt (if exists) from the active and standby system:rm/var/opt/teradata/datamover/logs/auditLogPosition.txt