Data Moverジョブが失敗するか、stopコマンドを使用して停止された場合は、ステージング テーブル、エラー テーブル、HUTロックなどの不要なアイテムがソース システムとターゲット システムに残されることがあります。 これらの残されたアイテムは、cleanupコマンドを使用して削除できます。
ジョブがDSAを使用していた場合は、cleanupによって、Data Moverは次の処理を行ないます。
- まだ実行中の残りのDSAタスクを停止します。
- ソースおよびターゲット システムから、HUTロックを解放します。
ジョブがTeradata PT APIまたはTeradata JDBCを使用していた場合は、cleanupによって、Data Moverはターゲット システムからエラー テーブル、ワーク テーブル、ログ テーブル、およびステージング テーブルを削除します。
最初からジョブを再実行するには、startを使用します。cleanupコマンド使用後は、restartを使用してもジョブを再開できません。
ジョブをクリーンアップするとき、次の考慮事項に注意します。
- Data Moverは、Data Mover Teradata PT APIジョブが失敗または停止した結果、ターゲット テーブルが作成された場合のみ、クリーンアップ中にターゲット テーブルを削除します。ターゲット テーブルを削除しておかないと、次回Teradata PT APIジョブを実行した時にそのジョブが正常に完了しないためです。
- 部分コピーにおいては、Data Moverが、ターゲット テーブルに挿入されたか更新された行を削除することはありません。
- Teradata PT API Streamオペレータが使用されていた場合は、Streamオペレータによって作成されたマクロは、自動的にクリーンアップされません。代わりに、マクロを手動でクリーンアップしてください。
- コマンドラインでcleanup -job_name PayableJob1と入力します。PayableJob1は、ジョブの作成時に表示されたジョブ名です。