Data Moverでは、CLIトレースまたはTPTトレースをジョブ レベルで有効にすることができます。必要がない限り、CLIトレース ログまたはTPTトレース ログを有効にすることは推奨されていません。いったん有効にすると、すべてのジョブで余分なトレース ログの生成が開始されます。
query_band要素の後に続けて、次の要素をジョブXMLに定義します。
<enable_trace_log> <cli_trace_log> <netrace>21</netrace> <netrace_buf_len>0</netrace_buf_len> </cli_trace_log> <tpt_trace_log> <tptapi_debug>1</tptapi_debug> </tpt_trace_log> </enable_trace_log>
使用上の注意
- cli_trace_log要素を指定すると、TPTジョブであるかに関係なく、CLIトレース ログが有効になります。
- netrace要素とnetrace_buf_len要素の値が0以上の場合、CLIログの生成がトリガーされます。CLIのnetraceとnetrace_buf_lenの値は有効である必要があります。Data Moverでは、これらの値は検証されません。
- tptapi_debugを指定すると、TPTトレース ログがTPTジョブに対して有効になります。この設定によって、TPT以外のジョブが影響を受けることはありません。Teradata PT APIのtptapi_debugは有効な値である必要があり、Data Moverではこの値は検証されません。
- tptapi_debug要素の値が0以上の場合、TPTジョブのTPTAPIトレース ログがトリガーされます。
- これらの要素の値が0未満の場合、トレース ログの生成はトリガーされません。
- CLIトレース ログとTPTトレース ログの両方が一時タスク ディレクトリに生成され、ジョブ ログ レベルが99の場合、またはジョブが失敗した場合にはそのままディレクトリ内に残ります。それ以外の場合は、ジョブの完了後にログとタスク ディレクトリは削除されます。