Teradata Database内のすべてのオブジェクトを<database selection="included">を指定してコピーする場合、Data Moverはソースからターゲットにすべてのテーブルをコピーしますが、ターゲット データベースに存在する追加のテーブルはそのまま残します。 例えば、ソース データベースがテーブルA、BおよびCを含み、ターゲットがテーブルA、B、CおよびDを含む場合、テーブルA、BおよびCはソースからターゲット データベースにコピーされ、テーブルDはターゲット データベースに残ります。
データベース置換機能を使用すると、ターゲット データベース内のすべてのオブジェクトを削除し、ソース上のオブジェクトに置換することにより、ターゲット システム上のデータベースを完全に上書きまたは置換することができます。 ターゲット データベースに存在しソースには存在しない追加のテーブルは削除されます。 データベースを置換する場合は、以下に示すようにオプションのreplaceDatabase属性をtrueとして設定します。
<database selection="included" replaceDatabase="true"> <name>MyDatabase</name> </database>
指定しない場合、replaceDatabase属性のデフォルト値は"false"となります。属性が<replaceDatabase="false">として設定されるか、まったく指定されない場合、ソース上に存在しないターゲット上のテーブルは、データベース全体がコピーされた後もターゲットに残ります。
DSAを使用していて、ソース データベースまたはターゲット データベースのバージョンがTeradata Database 16.20より前の場合、Data MoverはreplaceDatabase値に関係なく、ターゲット データベースを上書きします。